1話目。by吹雪ほのか ページ3
_小さな村
「じゃあ、おやすみリィ。」
「うん。フィルテ。」
彼女はリルシェ・セルディス。栗色の髪と瞳の戦士でフィルテの幼馴染み。2人は仲が良くよく一緒いる。今日だって、朝からずっと日が沈み満点の星空が見える頃まで一緒にいた。
家に帰り、ベッドに入り眠る。
明日は一緒にお花畑を見に行く約束をした。
明日もいい日になるって。
…そう、思っていた。
__「おーい、おーい。あ、気づいたカナ!?」
リ「え…だ、誰、なの?」
目の前には知らない男が立っていた。
?「誰、か…。うーん、きみ達にとっての”悪”かなぁ?」
リ「意味わからないわ…。」
?「俺ちゃんの事は別に今は分からなくてもいいよ!…今日は君にステキな贈り物があるんだけど、もちろん受け取って貰えるよね!?」
リ「要らない。早くどっか行ってよ。」
?「ひどーい、俺ちゃんショック!(泣)」
リ「悲しんでいるようには見えないわね。」
?「ええー?そうかなー?まぁいいや、贈り物は絶対に受け取って貰うネ!」
リ「ッ!?」
すると突然、辺りが煙に包まれた。
何も見えなくなった直後、”悪”の声が響く。
?「君の瞳と髪の色を変えてあげたよん!ちなみに、もし元に戻りたいなら俺ちゃんの試練を受けてね!潜り抜けられたら少しずつ戻してアゲルよ〜!」
リ「し、試練?」
?「…まぁ、必然的に受けることにはなると思うけど。頑張ってね!___
リ「待ちなさい!!ってあれ?」
さっきの奴がいない。夢を見ていたのだろうか。既に太陽が昇っている。
「_ルシェ、リルシェ!」バンッ
部屋のドアが開く。
リ「フィ、フィルテ!?慌ててどうしたの?」
フ「村が、大変な事に__ッ!? リ、リィ、その髪色は…?」
リ「_え?」
恐る恐る鏡を見る。
そこには、瞳と髪色が桃色に変化したリルシェが映っていた。
リ「う、嘘…。夢じゃ、無かったの…?」
フ「リィまで…こんな目に…!」
リ「ねぇ、さっき村が大変って言ってたわよね?何かあったの?」
フ「…魔族に荒らされたんだ。リィの家は大丈夫だったけど、他の建物はボロボロにされて…。」
リ「ッ!?み、見てくる!」
フ「待って!僕も行くよ!」
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吹雪ほのか@受験生(プロフ) - 更新しました!お話の更新は続編でお願いします! (2019年7月15日 21時) (レス) id: 694f5d10ee (このIDを非表示/違反報告)
吹雪ほのか@受験生(プロフ) - 更新しまーす! (2019年7月15日 20時) (レス) id: 694f5d10ee (このIDを非表示/違反報告)
86(ハチロク)(プロフ) - 更新しました。 (2019年7月15日 9時) (レス) id: b1210a8af9 (このIDを非表示/違反報告)
86(ハチロク)(プロフ) - 更新します。 (2019年7月15日 8時) (レス) id: b1210a8af9 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - 更新しました (2019年7月14日 22時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:吹雪ほのか@ピノさま | 作者ホームページ:なし
作成日時:2019年7月5日 20時