【小説】転生者達の高校ライフ (ページ35)

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○35話〈シナロー〉ページ35

神代陽という怪しげな男は管理人らしくて僕達が異世界から来たことを知っているらしい。

警戒心を強めすぐにでも能力が使える体制になりながら、その管理人からここでの生活や過ごし方などを聞いた。

『ネオン、能力使ったらダメなんだって』

ネオン「あぁ、少し不便になるな」

普段からの生活で頻繁に能力を使う僕達にとって、能力の制限はとてもキツイ。
まぁ、ここには色んな設備が整ってるらしいから大丈夫だろう。

それでも能力使えないのか、、まぁ人前でだから１人でいる時は使って大丈夫だよな、きっと。

そんなことを考えているとネオンが立ち上がった。

ネオン「俺、部屋に行ってるからな」

『えっ、ネックレスつけて制服着ないと…』

ネオン「もう、身に付けた」

『えっ、あっ、ほんとだ、、待っててー…』

そう言って僕もちゃちゃっとネックレスをつけた。
ネックレスはあまり好まないがマフラーしてるしどうせ、目立たないしいっか。

ネオン「それにしても、ネックレスをつけるだけで髪色が変わるなんてな」

『そうだね、、あー、僕の髪色が……』

僕の髪色は蛍光色の緑色から薄暗い茶色になっていた。
うー、やだなぁ…

ネオンだってグレーの髪色から黒色の髪色。
あんまり変わってないかもしれない…

まぁ、一年の間だけだ。
我慢するしかない…！

そんなことを思いながら歩いてると自分の部屋に着いた。
ネオンと別々の部屋だが近いし、いいだろう。

ネオンと別れて自分の部屋の扉を開ける。

ガチャ

『うわー、、殺風景な部屋』

馴れない部屋の匂いに少し躊躇しつつも部屋へと入った。
部屋の中には机と寝床。
そんぐらいしかない。

まぁ、これから過ごしやすいように色々と改造ありだからネオンと買い物にでも行くか。
あっ、シルヴィアとでもいいな。

まぁ、いいや！
とりあえず、友達連れて行こう！

もう、この部屋に居ても何もないし集合場所とやらに行くか。

部屋の扉を閉めて廊下に出ると既にネオンがいた。
僕達はこれからについて話をしながら集合場所についた。

大して距離は長くはないが、今日は詰め込みで色々あったもんだから少し疲れた。

集合場所には何人かはいて、見覚えのある者もいれば見覚えのない者も。
とりあえず、話をかけるのも悪くない。

適当に話をかけに行くかな…

そのことをネオンに伝えようとすると後ろから突然声をかけられた。

？「あの…」