【小説】転生者達の高校ライフ (ページ26)

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○26話〈アリス〉ページ26

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目の前にある建物から、若い男性が出てきた。

？｢えっと…皆さん花見川学園の編入生…そして、異世界から来た子たちですね？｣

すると、緑のメッシュが入った髪の子が警戒心強めで聞く。

？｢ここは何処？貴方が連れてきたの？｣

？｢ええっと…とりあえず、中に入って下さい！君たちの姿はこの世界では異常なので…。｣

フ｢どうする、アリス？｣

ア｢とりあえず言う通りにしてみよ。もし危うくなったら建物の中の物を飛ばすから。｣

2人が男の人に着いていくと、それにつられて他の人も着いてくる。入ってすぐ見えた階段を上り5階へ行く。扉を開けると大きな机と人数分の椅子があった。

？｢とりあえず椅子に座って下さい！｣

言われた通り座るとその男の人は何かが入ったダンボールを持ってきた。

？｢初めまして、僕はここの管理人の神代陽(かじろはる)です。皆さんにはここで1年間学校生活をしてもらいます。｣

手紙に書いてあった通りだ。周りを見渡してみると、いい顔をしている人は少ない。やはり不安だし、怒りもあるのだろう。

ア｢あの、私達は帰れないのですか？｣

陽｢1年間は帰れません…。ですが、生活に不自由は無いですよ！寝床もあるし、ご飯だってあります。ただ皆さんには学校に行って貰いたいのです。｣

すると隣に座っていたフィーナが質問をした。

フ｢主に何をすればいいんですか？｣

陽｢勉強にスポーツに色々です。ではまず、学校についての説明とこの世界でのルールをお話します！｣

学校について色々聞いた後、この世界の話を聞く。内容はこの世界のものは全てお金で買う事、人前では能力を使ってはいけない事など。

すると銀髪の子が何故能力を使ってはいけないのかを聞いた。

陽｢この世界の人は君たちのように能力を使えないんです。なのでバレると大変な事になってしまいます。絶対ダメですよ。｣

納得すると管理人さんは変な板と、ダンボールから制服のような物を取り出し皆に1着ずつ、黒髪、茶髪の子以外にネックレスを渡しこう言った。

陽｢これが制服。これを着て明日から学校へ行きます。あと、絶対ネックレスは肌身離さず持っていて下さい。｣

どうやら髪色に問題があるためネックレスで隠すらしい。

早速、個人の部屋へ案内された。これから色んなものを買いに外へ行くらしい。

ア｢さっき色んな子がいたなー。仲良くなれるかなー？｣

そんな事を考えながら管理人に呼ばれるまで待った。