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最悪な展開 ページ3
春になった。
「学校に行きたくない〜！」
行ったらまた昔みたいにいじめられる。
重たい足取りで正門をググる。
図書室
カーテンの隙間から入る白い煌めきある光。
めくる紙の音。
＊
次は美術。
〔で、寝れなかったわけ。大変だね。〕
「うん。早く卒業したいよ。」
両手にペンキを持っていた。
話に夢中になってて気づいた時には、
平野くんの全身に黒いペンキをひっくり返した。
平野くんは立ち上がって私に怒鳴り上げた。
《お前！！イイ加減にしろよ！！
どこに目つけてんだよ！！》
制服を脱ぎ私に投げつけた。
［どこ行くんだ！］
《帰るんだよ。やってられるか！》
静かに涙を流す私に、
［ごめん。］
＊
保健室で寝てたら夕方になっていた。
外からみえる図書室。
人影がゆらゆら動く。
「え...幽霊？」
この時間帯に図書室使う人いる？
また動く影に、
「キャーーー！！！」
と叫び走り去る。
家に帰って平野くんの制服を漂白する。
「こんなの落ちるわけないじゃん。はぁ。」
本当最悪すぎて運がなさすぎるよ...
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作者名：レモンド | 作成日時：2021年1月5日 16時
