寒さに負けるな！ ページ27
「圏外だし...」
《今の時間誰も来ねえよな。まじ終わった！
朝までこのまま？》
「そう。」
《寒い...死ぬ〜。》
榎本の横にゆっくり近く。
《お前寒くないの？》
「寒いよ...」
着ていた服を着せた。
「いいよ。」
《風邪でもひかれたら困るから。》
「ふふっ。」
《何、笑ってんだよ。》
横を向くとキラキラ笑う榎本。
ドキッとまた鼓動が速くなる。
寒すぎて手を握る。
《寒いんだよ。これはいいだろ。》
お互い心は暖かいけど
体は冷たいままだった。
《俺、年明けたらスクールに通うんだ。
駿佑も東大受かりそうだしな。》
「やっぱり...道枝くんって賢いよね。」
《えっ...》
「御曹司なんでしょ？」
《うん。まぁ、あいつのおやじさん
凄い子供に厳しいからな。
榎本が気にすることじゃないし》
「私、道枝くんが好きなの。」
《えっ...》
「えっ？ごめんごめん。聞かなかったことにして。」
俺のこと好きじゃなかったのかよ。
《そんなに好きなんだな。》
「うん。」
《俺はファンとして？》
「うん。平野くんはファンとして！」
はぁ...朝に早くなれ〜〜！
朝になった。
このマンションにあいつがいるだけで
どれだけ嬉しかったか。
＊
学校の廊下が騒がしくてでると、
《あぁ！！何見てんだよ！》
赤髪頭でピアスを開けてまるで
違う人のようになってしまった平野くん。
「平野くん...」
目が合うけど怖かった。
俺にもう関わるな。
お前が好きな俺は俺じゃない。
それはみんなが好きな俺だ。
お前の特別になりたかったけど
もう遅かったんだ。
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いおり(プロフ) - 面白いです！もっともっとこのお話みたいです！楽しみにしています！ (2020年10月8日 7時) (
レス) id: 6684895a09 (このIDを非表示/違反報告)
ジャニーズや良心なジャニヲタが可哀想… - ジャニヲタはこれだから、嫌われるんですよ…ルール無視、自己が正しいって感じ。うらつくのルール守れんなら、作品作んな!!違反者が… (2020年10月5日 1時) (レス) id: 5873f0fb76 (このIDを非表示/違反報告)
： - ルール違反の常習者！違反報告。 (2020年9月29日 17時) (レス) id: d98e7fe05f (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - ｵﾘｼﾞﾅﾙ ﾌﾗｸﾞをちゃんと外しましょう (2020年9月28日 17時) (レス) id: e42deea010 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモンド | 作成日時：2020年9月28日 17時
