HP開設！ヴァンパイアたちのお姫様!～second～ (ページ27)

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７６話ページ27

あ「あ、あの・・?一体何が・・」

私がそう聞くと、レイナードさんは私に笑いかけた

レ「あなたに今朝来た招待状・・あれは私たちが縁を切りたくて仕方ない相手・・ヴァンパイアの王・・メリア・クラウドというものからなのですよ」

・・・

私は言葉を失った

なんて答えればいいのだろう・・

とにかく、一番聞きたいことを聞いた

あ「ヴァンパイアの王・・?」

ヴァンパイアに王様っているの!?

ってことだった・・

タ「ま・・親戚に当たるんだよね・・」

タイトは軽くいったけど、私にとってはそれはとてつもなく驚くべきことだった

あ「お、王族の親戚!?み、みんなの!?」

最初、どこかの国の王子様みたいだと思ったけど・・

ほんとにそれらしい人たちだったなんて・・

アレ「僕らのお母さんが王妃だったんだ・・でも、父さんと結婚するために家を出て、父さんと駆け落ちしたんだけど・・お母さんに対してよく思ってなかったおじい様やおじ様がなくなって、王位を継承したメリアってやつがやたらちょっかいかけてくるんだ・・暇つぶしに・・特に兄さんにね」

ひ、暇つぶし・・

しかもちょっかいかけるのアレク君になんだ・・

タ「アレン、何言ってるのさ・・君だってよくかけられてたじゃない」

タイトが平然とそれを言うとアレン君は思い切り壁に頭をぶつけ、自分で気絶した

あ(・・一体どんなに思い出したくないことされたの・・!?)

なんだかどんどんすごいことになっていく・・

ガ「そういうタイトも・・」

ガーネがそう言い出すと、みんなお前だって・・と言って話し出す

自分のことが言われてる時は皆怯えたような表情をしていた

私はため息をついた

みんながそんなに嫌がるなんて・・

どんな人なの?メリア・クラウドって・・

・

・

ア「・・出てこい・・いるのは分かっている・・サクラ・・」

窓を開け、風に揺られながらベッドの上に座っていたアレクは窓の方に向かってそう言った

すると、メリアの側近のサクラがそこにはいた

サ「バレておりましたか・・さすが・・ヴァンパイアの血を強く受け継ぐお方・・メリア様のライバルにおふさわしい・・」

アレクはサクラを睨んだ

ア「ふざけるな・・なんのつもりだ・・あんな招待状を・・」

サクラは表情を変えず、淡々と話しだした

サ「気まぐれ・・ですかね・・」

そう言ってサクラは姿を消した

アレクの顔はとてもこわばったままだった