HP開設！ヴァンパイアたちのお姫様!～second～ (ページ24)

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７３話～第二回人気投票開催決定!～ページ24

「おい・・サクラ」

玉座に座る少年がメイド服を着た少女をよんだ

「はい・・メリア様」

少女は静かな声で少年に近寄った

メ「アレクのもとにアレンが帰ったそうだな・・」

メリアは機嫌悪そうに言った

そんなメリアに対し、サクラは表情を変えずに答えた

サ「左様にございます」

う～ん・・

そう言いながらメリアは首をかしげた

メ「何かアレクに良い嫌がらせはないものか・・」

メリアは顎に手を起き、考え込んだ

そんなメリアを見て、サクラはゆっくりと足をメリアのもとへと進ませた

サ「恐れながらメリア様・・申し上げたい報告がございます」

サクラのその言葉にメリアは笑顔になった

メ「おぉ!なんだなんだ!?面白いことなら大歓迎だぞ!」

サクラはさっと写真を出した

そして、それをメリアに渡した

メ「・・？なんだ・・？この中の上な顔の少女は・・まぁ、少々惜しい美貌ではあるが・・」

サクラはそう言うメリアに耳打ちした

サ「アレクサンドライトの唯一心を許している人間の女性です・・」

その言葉を聞き、メリアは笑顔になった

メ「おぉ!それはまことか!よしっ!この少女を私のモノにする!」

メリアはそう言って写真を懐に直した

メ「さてサクラ!早速屋敷への招待状を用意しろ!私は準備に取り掛かる!」

メリアは楽しそうに王の間を出た

サ「仰せのままに・・」

サクラはそう言って頭を下げたのだった

・

・

あ「ふんふ～ん♪」

私は朝から洗濯物を干していた

夏休みという長い休日に入って、家事ばかりの生活をしていた

「カァーカァー!」

カラスの声がし、空を見上げた

あ「あれ・・?何かくわえて・・」

カラスが何かをくわえていた

よく見ると、そのくわえていたものがだんだん近くなってきた

そして、それは私の手元に落ちてきた

あ「なにこれ・・招待状?」

不思議なことに、カラスの運んできた手紙は私宛の手紙だった

私が封を開け用とした時だった

ア「開けると呪われるぞ・・」

あ「!!」

アレク君が私の後ろの木の上から言ってきた

あ「ア、アレク君!!」

私はアレク君に鼻歌を聞かれていたのかと思い、恥ずかしくなった

でも、今はそれよりも呪われるという言葉に反応した

あ「の、呪われるってどういう・・」

私がそういった時だった

アレク君は木の上から降りて、私の持つ招待状を手にしたのだった