HP開設！ヴァンパイアたちのお姫様!～second～ (ページ22)

今日:17 hit、昨日:16 hit、合計:53,087 hit

７１話ページ22

タ「それ以来僕らは互いを傷つけてたやつから互いを守るようになって・・いつしか人からひどい扱いをされることはなくなった・・」

タイトはニコッと笑った

タ「君は僕が変われたきっかけなんだ・・僕にとってはアレン・・アレクなんか遠く及ばないほど・・大切なともだったんだ・・」

その言葉にアレンは目に涙を浮かべた

アレ「タイト・・」

タ「だから君がアレンになりたいっていったとき・・寂しかったんだ・・僕なんかよりも・・他の誰かを求めてるんだって・・」

アレンの表情は暗くなった

かける言葉もない・・

そんな表情だった

アレ「・・タイト・・」

タイトはニコニコしていた

そして、穏やかに話し出した

タ「だけど・・違ったんだね・・君はキサラをころした訳じゃなかった・・どんな名前でも君は僕の大切な友達なんだよね」

アレンの目からは涙が溢れていた

アレ「タイト・・タイトォォォ!」

アレンはなきながらタイトに抱きついた

アレ「ごめん・・ごめん・・・」

泣きながら謝るアレンを優しくタイトは抱き締めた

タ「おかえり・・アレン・・」

タイトの表情はとても暖かかった

その表情は大切な友の帰りを心から歓迎する顔だった

そして、二人は手のひらを合わせ、ギュッと手を握り合った

互いに笑い合って、離れていた時を語り合ったのだった

・

・

ガ「・・アレク・・」

ガーネが泉でアレクに話しかけた

アレクは胸を抑えていた

ガ「・・症状が悪化しているのか・・?」

ガーネはアレクの額に手を置いた

ア「・・・わからない・・だけど心配するほどじゃねぇよ・・」

アレクはそう言ってガーネに笑いかけた

ガーネの顔は沈んだままだった

ア「・・言うなよ・・あいつには・・」

ガ「言わないさ・・お前が言おうと思うまでは・・な・・」

ガーネはそう言ってアレクにカプセルの薬を渡したのだった