HP開設！ヴァンパイアたちのお姫様!～second～ (ページ20)

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６９話ページ20

ギャーギャー!!

みんながアレン君が私にキスしたことで色々言い合っていた

ア「・・くだらねぇ・・」

アレク君はそう言って去っていった

それにガーネがついていくように消えた

でも、二人共笑顔だった

あ「あ、アレク君!!」

私はアレク君達を追おうとした

べ「・・・」

すると、私はベリルに担ぎ上げられ、捕獲された

べ「姫様捕獲完了っ☆」

あ「へっ・・!?」

私は何がなんだかわからなくて、ついついそう言ってしまった

ラト「そうだね。そろそろお腹がすいてきたんだね?ベリル」

ラトがそう言うとベリルは笑顔で言った

べ「アッタリ～☆っぅ訳で、帰ろうぜ!A!ラト!」

ベリルはそう言って屋敷の中へと歩き出す

あ「あっ、ちょっ!おろして!ベリル!!ベリルってばぁぁぁ!!」

私は一生懸命暴れたが、ベリルがおろしてくれることはなかったのだった

タ「・・・キサラ・・あ、今は・・アレンだね・・」

タイトは沈んだ声でそう言った

アレ「・・うん・・でも・・好きなように呼んでくれていいよ・・Aちゃんが教えてくれたから・・大事なのは名前じゃないって・・どんな名前でも・・僕は僕だってね」

タイトは「そっかぁ～」といって、苦笑いをした

タ「・・覚えてる・・?僕たちが・・仲良くなったときのこと・・僕は・・忘れたことはないよ・・」

あれは・・ずっとずっと・・小さな小さな頃・・

クリスタルさんが・・なくなってすぐの頃だった

僕はいつものように男の子に嫌がらせをされていた

その理由は・・男なのに女みたいな格好をしていたことだった

きっと・・僕の昔の写真を見たら、誰もが僕を女だと思うだろう・・

そんなことをしていた理由は・・父さんが女の子を欲しがっていたからだった

「男のくせに、女の格好をしてるとか気持ちわりいんだよ!!」

そんなことを言われ、いつもなぐられたり・・けられたり・・泥水かけられたり・・

いろいろされた・・

それでも、僕はけして女の姿をやめることがなかった

誰にも理解されないでいい・・

この姿の何が悪い・・!

父の望みを叶えたい・・そんな気持ちのどこが悪い!!

いつもそう思っていた

そんな時だった・・

僕は家族にはその事実を隠していた

きっと・・こんなひどい目にあっているのは僕だけだ・・

そう思いながら・・人気者のアレン、ガーネ、ベリル、ラトには言えずにいた

きっと、キサラもみんなに人気があるんだろうな・・

そう思っていた

だけど・・それは違ったんだ・・