HP開設！ヴァンパイアたちのお姫様!～second～ (ページ19)

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６８話ページ19

アレン君は少し落ち着いて、私の方を見た

アレ「・・巻き込んでごめんね・・Aちゃん・・」

私は笑顔で言った

あ「いいのよ!結局・・すべてを解決させたのはあなたとアレク君なのだから・・」

きっと・・一度こじれた中を戻すのは簡単なことじゃない・・

それは私も・・痛いほど知っている・・

こじれた中を戻すのにどれだけの勇気が必要か・・

私はそれを・・知っているから・・

アレ「Aちゃん・・君に聞いて欲しいことがあるんだ・・実は・・幼い頃君が会ったアレンは・・二人いたんだ・・」

アレン君はそう言って、アレク君を見た

アレ「・・話していいよね・・兄さん・・」

アレク君は何も言わず頷いた

アレ「・・ありがとう・・もう・・隠し事はしたくないんだ・・だから話すよ・・。覚えてる・・?僕たちが遊んだ・幼い日のこと・・」

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最初に君にあったのは・・兄さんだった

いつも君とのことを話してくれた

僕の中では君という存在はどんどん大きくなっていった

どんな女の子なんだろう・・

どんなふうに笑うのだろうか・・

何度も何度も想像して、兄さんの話を聞いて・・

どうしても一度会ってみたくなった

でも・・僕には合う勇気がなかった

そんなある日・・兄さんは熱が出て行けなくなった

僕は兄さんが来れないと伝えに行こう・・

そして、一目君を見ようと・・泉まで行った

あ「あっ!おはよう!!アレン君!!」

思った通りの笑顔だった

太陽のように明るくて・・可愛い笑顔

僕はその笑顔が忘れられなかった

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・

アレ「だから僕は・・どうしてもアレンになりたいと思った。誰からにも愛されているアレンなら・・きっと君もって・・」

アレン君は寂しそうに言った

でも、次の瞬間には笑顔になっていた

アレ「でも、それって間違いだったんだね!・・・もう・・名前なんて気にしない・・嘘もつかない・・わがままも言わない・・だから・・」

アレン君は私の手を引き、私にくちづけをした

あ「!!」

あ・アレ以外全「アレン!!」

アレン君はみんなにしたをぺろっと出して見せた

アレ「僕は僕で生きていくよ!だから・・A。これからの僕を見てて!必ず惚れさしてあげるからさ」

アレン君はそう言って意地悪そうに笑った

そして・・私はファーストキスを奪われてしまった

でも、怒る気にはなれなかった・・

あまりにもアレン君が生き生きしていて・・

逆になんだか・・嬉しかったから