HP開設！ヴァンパイアたちのお姫様!～second～ (ページ18)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:53,056 hit

６７話ページ18

あ「アレク・・君・・」

でも、そこにいたのはアレク君だけじゃない・・

みんながそこにいた

アレク君は私たちのもとに歩いてきた

アレ「・・兄さん・・」

パンッ！！

アレク君はアレン君の頬を叩いた

あ「!!」

私は驚いて、手を口元に当てていた

しかし、アレク君以外のみんなは驚いていた

アレ「・・にい・・さん・・」

ア「あまえんじゃねぇよ・・もう・・甘えるのはやめろ・・。俺はもう・・お前のわがままは聞けねぇ・・」

アレク君は優しくそう言った

ア「・・お前やタイト・・ガーネを悩ませてしまったのは全部・・俺がお前を甘やかしたせいだ・・俺が・・名前の交換を受け入れたから・・・」

アレク君はそう言ったあと、アレン君を睨みつけた

ア「だけどな・・それにAを巻き込んむんじゃねぇよ・・!!」

アレ「!!」

アレン君の体はビクッと動いた

ア「誰が愛されてねぇだ・・お前は誰よりも愛されてたんだ・・!お前が気づいてねぇだけだ・・・」

アレク君はアレン君の頭をポンっと軽く叩いてなでた

アレ「・・兄さん・・」

ア「特にな・・タイトなんかたくさん苦しんだんだ・・お前は素直に甘えることを知らない・・不器用な甘え方しか・・甘えたい時はうんと甘えろ・・俺がその時は・・辛くて壊れそうな時は助けてやるよ・・」

アレン君はアレク君に抱きついた

そして、とても大きな声で鳴いた

きっと・・アレン君は誰かを困らせたかったんじゃない・・

ただ・・怖かったんだ・・

誰からも愛されていないという気持ちに、不安と恐怖が離れなかったんだと思う・・

それぞれの思いが絡まって、こんなことになっていたけど・・きっと・・元に戻れるよね・・

みんな・・仲良く笑顔で過ごせる・・

仲のいいみんなに・・