HP開設！ヴァンパイアたちのお姫様!～second～ (ページ1)

今日:5 hit、昨日:16 hit、合計:53,075 hit

５０話ページ1

彼は私にそっと近づいてきた

アレ「そう・・アレンだよ・・」

気づいたら私は抱きしめられていた

アレ「会いたかった!A!」

私は何も言えなかった

このぬくもり・・知ってる・・

ただ懐かしくて・・ただ・・何かを言うことさえも阻まれるくらい・・

この温もりを感じていたかった

・

・

タ「起きてぇぇぇ!!ガァァァネェェェェ!!」

ドンッ!!

タイトが寝ているガーネの上にダイブした

ガーネはとても苦しそうだった

ガ「な・・今日は休みじゃ・・」

ガーネがそう言うと、タイトは顔をむすっとさせた

タ「本当能天気!っていうか忘れっぽすぎ!!今日は僕とデートじゃん!!動物園いくって言ったぁぁ～」

タイトは泣きそうな声でガーネにしがみついた

そして、無理やりガーネを着替えさせ、家の玄関へと向かった

ガチャ・・

タイトとガーネが部屋を出ようとした時だった

玄関の扉が開いた

タイトの顔はどんどんと真っ青になっていった

入ってきたのはAとアレンだった

タ「キ・・サ・・」

タイトの口からは不思議な言葉が漏れた

ガーネはふとタイトの目を隠した

ガ「タイト・・アレンだ・・」

ガーネも落ち着かない表情だった

アレ「・・久しぶりだね・・二人とも・・元気だった?」

アレンは笑顔だった

そして・・タイトの目からガーネの手が離れると、タイトはとても怖い顔をしていたのだった

まるで・・殺意となんら変わらない・・そんな表情だった・・

タ「なんだ帰ってきた!!お前なんか一生帰っtガ「タイト!!」

いつも声を張り上げないタイトは声を張り上げ、どんな時でも冷静沈着な話し方が印象的なガーネさえ、声を荒らげていた

そして、ガーネはタイトの首元を叩いた

タイトは気絶した

この騒ぎを聞きつけ、ラトとベリル、レイナードも集まってきた

ラトとベリルはすごい顔で驚いていた

レイナードは少し気持ちを落ち着かせてたから「お帰り」といった

アレ「ただいま・・父さん」

それを言うなり、アレンは階段の上を見つめた

そこにはアレクが立っていた

アレンは笑い、アレクは無表情だった

そして・・これは家族の大きな波乱の幕開けとなったのだった