ヴァンパイアたちのお姫様！ (ページ48)

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４７話ページ48

4人は私と踊り終わると、すぐに女の子に囲まれていた

あ「・・モテモテね・・」

そんなことを考えている時だった

私の視界にリンクが入った

私はリンクにいそいで駆け寄った

あ「リンク!!」

リンクは振り向くと、すごく困った顔をしていた

あ「どうかしたの?」

リンクは今にも泣きそうな声で私に話した

リ「大変なんだ!さっきからどうしてかダンスに誘われるんだ!」

私はその言葉に少し疑問を持った

どうしてかって何よ・・どうしてかって・・

私はため息をつきながら笑った

あ「リンク・・気づいてないわね!?あなたはとても素敵なの!それに・・」

私はリンクのメガネを取った

リ「うわぁっ!」

あ「メガネとったら美少女みたいだしね!」

私がそう言うとリンクはまた泣きそうな声になった

リ「嬉しくないよぉ・・」

そんな女々しいところも含めて可愛いんだけどね・・

あ「それじゃぁ私と踊らない?逃げれるよ!」

リンクはメガネをかけた

メガネをかけてもかわいさは隠れ切らないってとこだった

リ「ぼ、僕なんかでいいんですか!?」

リンクは驚きながら言った

私は首をかしげた

あ「どうして?あなただから踊りたいのよ!」

リンクはパッと笑顔になった

リ「ありがとう!それじゃぁ改めて・・僕と踊っていただけますか?」

リンクはすっと手を差し出した

私は少し笑いながら「よろこんで」と言ってその手を取ったのだった

・

・

あ「はぁ・・疲れた・・」

リンクは踊り終わるなり、女の子達に誘拐された

聞こえは悪いけど・・

彼の意思での動向じゃないから・・誘拐ね

そんなことを考えている私に後ろから声をかけてくる人がいた

「后さん」

私が振り返ると、かっこいいと言えばかっこいい・・普通よりちょっと上くらいの人が立っていた

あ「何かごようですか?」

私は笑顔で聞いた

「僕と踊ってくれませんかっ!?」

緊張しているのか、少し言葉がたどたどしかった

あ「フフッ・・よろこんd・・」

私が答えようとした時だった

葉っぱが私とその男の子の間にひどくうずまきながら大量に姿を現した

あ(一体何!?)

そうおもって目を開けてみた

するとそこにはアレク君がいた

ア「・・・来い」

アレク君は手袋をしている部分の私の手をつかみ、歩き出した

あ「ご、ごめんなさい!!」

私はその言葉だけを残し、その場を去ったのだった