悪女 No.35 ページ36
「…くしゅっ」
私は腕をさする。
ドレスは袖が短く、レースなどで作られているので、夜になると結構寒い。
ヒロト「大丈夫？」
「うん、全然大丈夫だよ。」
私は笑って見せる。
…が、本当はさっきから頭が痛かった。
するとヒロトが急に私の前髪を上げておでこをくっつけてくる。
「ひゃっ、びっくりした。」
ヒロト「あぁ、ごめんね。顔が赤かったから。結構熱いけど熱、あるんじゃないかな？」
「んー、そうかな…？」
そう言った瞬間クラっと目眩がしたと思うと、私はヒロトの腕の中にいた。
ヒロト「よっ…と。大丈夫？今日はもう帰った方がいい。」
ヒロトは眉を寄せる。
「ごめん、ありがとう。そうする。」
私はヨロヨロっとヒロトから離れるとお父さんとお母さんに言って今日は帰らせてもらうことにした。
ヒロト「じゃあお大事に。あ、あとこれ俺の連絡先だから登録しておいて。」
そう言ってヒロトから渡されたのはメールアドレスと電話番号が書いてある紙。
「わかった。バイバイ。」
私は段々と痛くなる頭を押さえながら車に乗った。
「ここまで送って頂き感謝します。」
私は侍女の方などにお礼をして家に入る。
「フェイっ。」
私は玄関で力尽きﾊﾞﾀｯと倒れた。
フェイ「Aー、お帰り。早かったね。」
フェイはリビングから声をかけてくる。
「お願い、ちょっときて。」
私はベッドまで肩を借りるためにフェイを呼んだ。
フェイ「はーい…ってどうしたの！？」
「熱出した。」
私はハハッと苦笑いする。
フェイ「大丈夫！？」
「お願い、手、貸して。」
フェイ「言われなくても貸すよ。」
そう言ってフェイは軽々と私をお姫様だっこした。
「ちょっ、手を貸すって支えてって言う意味だよ！肩を貸してよっ…」
私がそう言ってじたばたしてもフェイは聞く耳を持たないので諦めておとなしくする。
それに余計な体力もつかいたくないしね。
「…て、なんでお風呂場？」
フェイにつれてこられたのはお風呂場だった。
フェイ「だってお風呂入らないの？」
「いや、入るけど…」
…まず、ベッドに行くかと思うじゃん。なんか。
フェイ「また手を借りたくなったらよんでね。」
そういうとフェイは手をヒラヒラさせてお風呂場から出ていく。
それを確認すると私は服を脱ぎお風呂へと入った。
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karin(プロフ) - ゆーみやンさんではないですか！？コメントありがとうございます！私はゆーみやンさんの小説のファンなのでとても嬉しいです///ゆーみやンさんも小説の更新無理せずに頑張ってくださいね！こちらこそ応援してます！！ (2019年7月30日 19時) (
レス) id: b082cdb3f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン＠JustinB好き(プロフ) - 夢主ちゃんの腹黒さが好きすぎる……むっちゃ面白いです！この作品大好きです! 更新頑張ってください！応援しています( *´艸｀) (2019年7月30日 16時) (レス) id: cef1a7a657 (このIDを非表示/違反報告)
karin(プロフ) - ひかりさんコメントありがとうございます！がんばりますね！ (2019年6月28日 19時) (レス) id: d340173ed8 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 初コメ失礼します！すごくおもしろいですね〜！更新頑張ってください！(^^) (2019年6月27日 20時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
karin(プロフ) - 東峰トオルさんアンケートご協力ありがとうございます！そう言っていただき嬉しいです(*´∀`)♪無理せず頑張って行きたいと思います！ (2019年5月21日 22時) (レス) id: f3532ad53d (このIDを非表示/違反報告)
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