☆∞病院入院中☆44【番外編】

☆問題児、降臨 3≪安田side≫ ページ3

Aを病棟に連れてきて
もうすぐ2時間が経とうとしてる。

そろそろ起きる頃かな？って思って様子を見に行くと
病室から咳き込む音が聞こえてきた。






〜病室〜



安「A〜目ぇ覚めた？」


A「ゴホッ…しょーちゃん…」


安「咳してるけど大丈夫？苦しくない？」


A「うん…だいじょーっ、ゴホッゴホッ‼」


安「あらあら…動悸は？ドキドキする？」


A「するっ…ゴホッ…」


安「そのせいやな、咳が出るの。
あんまり呼吸が苦しかったら言うてな？」


A「んっ…」


安「よし、じゃあちょっと血圧測らせてなぁ。」


A「しょーちゃん…」


安「ん〜？」


A「何か飲んでもいい？喉がカラカラ…」


安「そっか、喉渇いたよなぁ？
水分制限の指示はないから大丈夫、ちょっと待ってな^^」





えーっと…
大倉にでも買ってきてもらおうかな^^;
俺はその間に検温してっと…




.





大「お待たせ、こんなんでいい？」


安「ありがとう大倉〜助かった^^」


大「A大丈夫？」


A「うん…ゴホッゴホッ…」


大「咳してるやん。」


安「そやねん…はいA、ゆっくり飲んでな。」


A「ありがと…」




大倉がすぐにスポーツドリンク買ってきてくれたから
ストローさしてAに飲ませた。

数口飲んだと思ったら少しボーッとして
瞼が落ちるのに時間はかからんかった。



.




〜ナースステーション〜




大「結構しんどそうやな、当たり前やけど。」


安「うん…」


渋「お疲れさん、Aどう？」


安「あ、お疲れ様です。今また寝ちゃいました^^;」


渋「あぁそう…」


大「起きたら連絡しましょうか？」


渋「いや…また夕方でも様子見に来るわ。
今日は帰れそうにないし…あ、起きてから検温はした？」


安「しました、お熱はないです^^
ただちょっと咳が目立ってて本人もツラそうです。」


渋「咳なぁ…動悸を減らさな厳しいやろな…
それであんまり呼吸が苦しそうやったらまた言うて。」


安「分かりました^^」





渋谷先生、Aに聞きたいことが山ほどあるやろうけど
それよりも心配やねんなぁやっぱり。

他にも仕事があって忙しいやろうに
合間にウロウロしてAの病室覗いてるもん(笑)

☆問題児、降臨 4≪渋谷side≫→←☆問題児、降臨 2≪渋谷side≫

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す