☆∞病院入院中☆24 (ページ34)

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☆中耳炎、再び 9≪大倉side≫ ページ34

あれから数日後。

Aの耳は順調で
熱もすっかり下がり復活。

良かった良かったってみんな一安心。

したんはええけど・・・
今日は朝から何や分からんこと言ってくんねん。

俺も朝からバタバタで
正直Aのこと構ってあげられへんのやけど・・・
そろそろお嬢さんの機嫌も悪いから相手せなアカンか。

A「ねぇ、早くちょーだい!!」

大「ごめんごめん、お待たせ。何がいるん？」

A「ごほーび!!」

大「ご褒美？なんの？」

A「”じじか” 頑張ったごほーび!!」

ほらもぅ、意味わからんし。
一体何が言いたいん？
俺ほんまに忙しいねんてぇ～・・・

渋「何騒いでんねん。うるさいぞ、A。」

大「ほら怒られた～。」

A「んん～ん!!」

渋「どうしたん。何かあった？」

大「朝からずっとこれなんです。
俺にはよく分からんくて困ってるんですけど・・・」

A「渋谷せんせー、うそつき!!」

渋「は!!? 何で俺が嘘つきになんねん。」

A「じじか頑張ったのに、なんもくれんやん!!」

渋「・・・じじか？」

A「頑張った子にはごほーびあるって
渋谷せんせー電話で言ったもん!!!!」

渋「じじか・・・電話・・・ご褒美・・・あっ。」

大「渋谷先生、心当たりが？(笑)」

渋「そうそう思い出した、俺Aに言うたわ。
耳鼻科の日に、頑張った子にはご褒美があるって。」

あぁ～、耳鼻科(笑)
だから頑張ったご褒美ちょーだいって言うてんのか。
なるほどなぁ～、これで納得やわ。

渋「アカンなぁ～、忙しくてすっかり忘れとったわ。」

A「もぉーーー!!!!(怒」

渋「ごめんごめん、そんな怒らんといて(笑)
ほら、先生からのご褒美!! これでどうだ!!!!」

A「きゃー♪」

大「あははは、ご褒美にしては熱い抱擁(笑)」

渋「どうや、満足か？」

A「えぇ～・・ごほーび、これだけ？」

渋「は？」

大「あははははは!!(笑)」

そんな騙しのハグくらいじゃ満足せんねや(笑)
口尖らせて不満気なAに
さすがの渋谷先生も困ってるし。

渋「分かった分かった。じゃあ何がええの？」

A「ん～・・・・あっ、お菓子!!」

でた～、お菓子。
120%言うと思ったわ(笑)