☆∞病院入院中☆24 (ページ33)

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☆中耳炎、再び 8≪錦戸side≫ ページ33

ーナースステーションー

亮「これ点耳薬やん。
A前も入れたことあったっけ？」

安「いや、点耳薬は初めてちゃうかな～・・」

亮「じゃあ嫌がるん決定やな。」

ヤスから今日の出来事は聞いた。

耳鼻科から戻って来てからも熱があって
昼ごはんも食べずにずっと寝て過ごしたらしい。

さすがに夜ごはんはパス出来へん思って
少しだけやけど、なんとか食べさせた。

で、薬飲ますために準備に来たんやけど・・・

どうやら耳鼻科で処方されたんは飲み薬だけちゃうくて
いかにもAが苦手そうな点耳薬もあるみたい。

．

ー病室ー

亮「Aお待たせ。お薬飲もうか。」

A「・・・」

亮「A起きて～。お薬飲んでから寝ようや。」

A「・・・」

安「今日いっぱい泣いたからなぁ。
熱もあるし、かなり疲れたと思うわ^^;」

亮「今のうちにコレ入れたら怒るかな？」

安「どうかな～、やってみる？(笑)」

いい感じに左向きで寝てるから
薬を入れる右耳が無防備に天井向いた状態。

起こしても起きへんから
試しにこのまま薬垂らしてみよう(笑)

亮「A～、耳にお薬入れるなぁ・・・」

A「んん～・・・Σ ふぇーん!!(泣)」

亮「やっぱりアカンか(笑)」

A「みみに何か入ったぁ!!(泣)」

亮「おーくーすーり。」

A「とってぇ!!(泣)」

安「取ったら意味ないやろ～？
こらこら、そんな強く耳擦ったらアカンよ。」

亮「変な感じして気持ち悪いけど、ちょっと我慢な？」

薬液が耳の中をつたっていく感じに
その不快感を消そうと耳を擦ったり身体を捻じったり。

必死に体勢を変えようとするのを制止しとったら
あっという間に指示された2分が経過した。

亮「よし2分経った。A、ゆっくり起き上がって？」

A「みみ拭いて!!(泣)」

亮「こら、ゆっくりやって言うてんのに・・・」

A「ティッシュ～(泣)」

安「はいはい、拭いたるから(笑)」

亮「起きたついでにお薬飲もう。」

A「おくすりしたぁ!!」

亮「今のは耳に入れるお薬。
飲むお薬がまだやろ～？はい、お口開けてー。」

普段の錠剤を一粒ずつ口に入れてクリアさせ
最後に耳鼻科でもらった薬を飲ませて終わり。

ただ、この耳鼻科の錠剤が苦かったみたいで
また火が付いたようにプンプン怒り出したけど(笑)