☆∞病院入院中☆22【番外編】

☆お約束は破るもの!? 29≪渋谷side≫ ページ47

渋「ほんまにお前は・・・」


A「・・・;;」


渋「退院する気あるんか？」


A「あ、あるぅ!!」


渋「ほなもっと考えて行動せぇ。」






．







体調が良くなってきて点滴が外れた頃
あまりに身体が軽くなって、つい・・・



最初は雑誌だけ買うつもりやったけど
やっぱり誘惑に勝てずにお菓子も買って・・・



意外とバレへんねんなぁ〜って味を占めて
みんなの目を盗んではコンビニ通いしてました、って。



・・・・・・ほんまに悪知恵の働く奴やな。






．








渋「あげたネックレス返せ。」


A「え、なんで!?」


渋「なんでちゃうわ、アホ。
それは治療頑張ったご褒美にあげてんぞ？」


A「頑張ったやん!!」


渋「どの口がそんな事言えんねん。
勝手に病棟抜け出して、黙ってお菓子食べるような子に
そんなご褒美いらんやろ。没収や、没収。」


A「・・・っん(泣)」








ほら、またこうやってすぐ泣く。
泣けばええってもんちゃうからな？





．






横「あぁ〜、泣かした。」


渋「はぁ!!?」


横「冗談が冗談に聞こえへんからなぁ、すばるは。」


渋「おい、ちょっと待て・・」


安「A、大丈夫大丈夫。
渋谷先生本気でネックレス返せって言うてへんで？^^」


大「女の子に一回プレゼントした物を返せって・・」


亮「渋谷先生、それは男としてちょっと〜。」


渋「おい、なんやねんお前ら・・・卑怯やぞ!!?」


横「さぁ、A。ささっと診察しとこうか。」


安「処置室でいい？」


A「・・ぐすん・・(ｺｸﾝ」


安「よし、行こう^^」


渋「おい、まだ話終わってへん!!」


大「はいはい、渋谷先生は落ち着きましょう。」


渋「なんやねん、お前ら・・」


亮「ネックレス返せはマズかったですね、渋谷先生。」


渋「はぁ!!?」


大「A、ネックレスめっちゃ気に入ってるんですよ？
朝から付けてはみんなに見せびらかして。
”可愛い、似合ってる” って言葉が欲しいんですよ。」


亮「勝手にコンビニ行ったりお菓子を黙って食べたんは
そりゃしっかりと叱って貰って良いんですけど(笑)」


大「ネックレス返せは泣きますよ(笑)」









・・・全然意味が分からん。
俺普通に叱っただけやろ？



やのに亮と大倉が
女心が分かってないとか訳分からんこと言うし・・・



なんや・・・結果俺が悪いんか!!?

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