☆∞病院入院中☆22【番外編】

☆お約束は破るもの!? 26≪渋谷side≫ ページ44

◇「あ、渋谷先生。」


渋「ん？」


◇「消灯前にAちゃんが探してましたよ？」


渋「Aが？」


◇「はい。渋谷先生呼ぼうか？って言ったんですけど
なんか遠慮したんか、いいって言って病室に^^;」


渋「あぁ、そう。分かった、ありがとう。」








なんや、俺に用事とか珍しい。



もう12時かぁ・・・A寝てもうたかな？
と言うか寝といてもらわな困る時間やねんけど
ちょっと確認も兼ねて覗きに行くか。







．









ーｶﾞﾗｶﾞﾗ




A「ん？」


渋「こらぁ、はよ寝んかい。」


A「Σね、寝ます、今すぐ!!」







やっぱり起きとるか。
俺の顔見るなり慌てて布団被るし・・もう遅いわ。







．








渋「俺に何か用事やった？」


A「・・・え？」


渋「探しとったんやろ？消灯前に。」


A「あっ、あぁ・・・」


渋「なんか気になること？」


A「・・・じゃないけど・・」


渋「けど？」


A「・・・お礼・・言おうと思って。」


渋「はぁ？」


A「ネックレス、ありがとう・・・///」


渋「あぁ、そのことか。
そりゃあんだけ物欲しそうに見とったらなぁ(笑)」


A「も、物欲しそうになんか見てない!!」


渋「嘘つけぇ。俺に捕まった時見とったやん。」


A「っ・・・;;」


渋「俺が背後におるんも気付かんくらい釘付けやったけど
そんなにそのネックレスが気に入ったん？」


A「うん・・・だって可愛いもん♪」


渋「あぁそう(笑)まぁそんな事より、お前は早よ寝ろ。
もう12時過ぎてんねんぞ？」


A「・・・うん。」


渋「電気消すで。」


A「あっ、待って!!」


渋「なに？」


A「・・・えっと・・」


渋「なんやねん、消すで？」


A「ちょ、ちょっと待ってって!!」


渋「だから、なんやねん。」


A「・・・ご・・・」


渋「・・・ご？」


A「・・ごめんなさい・・・薬のこと・・」


渋「は、今ごろ？遅いわアホ。
ほら電気消すで〜、はよ寝ぇや。」


A「え？あ、うん・・・おやすみ・・」


渋「ん、おやすみ。」






．







ほんま今さらやな・・・遅いねん、謝んのが。



けどまぁ今回の一件でだいぶ勉強になったやろうし。
十分反省出来たんなら、これから真面目に薬飲めよ？

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