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永瀬廉side
いつも通りの楽屋で、各々が携帯をいじったりメイクしてもらったり、くだらない事で話したり。ただひとつ、少し違うなと思うこと。少し前からの違和感。
『 え！廉髪色戻ってんじゃん！ 』
廉「 うわ、びびった 」
『 …なんだよその目 』
廉「 ⋯⋯いや、なんもないけど 」
少し遅れて楽屋入りした紫耀。俺の横を通ったときにふわっと香る甘くて柔らかい香り。男が使う柔軟剤の匂いでも香水の匂いでもない "甘い" 香り。
廉「 どっかおったん？さっきまで 」
『 えなんで？ 』
廉「 いや今日ちょっと遅いやん 」
『 ⋯普通に寝坊だけど 』
廉「 ふうーん 」
『廉こわ』と、笑いながら言い岸さんの方へ向かった紫耀を横目に手元の雑誌を手に取った。適当にペラペラと捲り、たまたま目に入ったその子。
"特にないけど私に一途な方が好きです！"
フェアリープリンセスのセンターが映るその紙面に思わず目が止まった。恋愛観を語るこの紙面で微笑むセンターの女の子。何となくぼーっと眺めていると後ろから「なにタイプなの」と、岸さんの声で我に返った。
廉「 は？ 」
岸「 桃瀬ちゃん！やっべ〜まじ顔つよぉ 」
廉「 たまたま目に入っただけよ 」
神「 廉のタイプって感じだよな〜 」
海「 でも喋ったことないよね！めっちゃ共演してんのに！ 」
神「 それな。まじいっつも話しかけんなオーラやばいもん！ 」
気付けば周りに集まっていたメンバーたちが、桃瀬Aさんの話で盛りあがっていた。確かに、いつも一人でいるし、メンバーと歩いてるのとか見たこと無いかも。
桃瀬Aさんの話からフェアプリの話になって。誰が可愛いだのあの子は話しやすいだの。そんな男子高校生みたいな会話になり、岸さんが「紫耀は？」と話を振った。
『 ん？ 』
奥のソファでひとり携帯をいじり、会話に参加していなかった紫耀に声をかける岸さん。そんな岸さんに対して向けられた紫耀の言葉に、更に違和感が押し寄せる。
『 なんか、全部バレちゃえばいいのにって思う 』
その発言に俺らはぽかん。「え？何言ってんの」と笑うメンバーたち。またいつもの天然かよ。そう思いたいけど、俺は紫耀の掴めない声色になぜだかまた違和感を覚えた。
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nene(プロフ) - 更新待ってます！この作品大好きなのでゆっくりでいいのでお願いします！ (2023年2月22日 21時) (
レス) id: 98960ac31e (このIDを非表示/違反報告)
うな！ - 更新待ってます！ (2023年2月22日 21時) (レス) @page32 id: 4785f44992 (このIDを非表示/違反報告)
きょん(プロフ) - 何度もすみません。本当にこの小説大好きなので、少しずつでも更新続けてくれると嬉しいです(＞＜) (2023年2月22日 14時) (レス) @page32 id: 4cb7560b67 (このIDを非表示/違反報告)
きょん(プロフ) - 大好きなので更新待っています！ (2023年1月3日 14時) (レス) id: 4cb7560b67 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2022年12月18日 6時) (レス) @page32 id: 98960ac31e (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2022年9月29日 3時
