平凡くんは人気者。 (ページ8)

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非王道、王道ページ8

おっと....無駄に長い回想をしている内にまた何分か経過してしまったぞ.....
そろそろ行きますか。

.....と、言うかこの学校でっかいんすでけど？
西洋風で城みたいな。こんなのリアルであるんですね....

しかも門とか俺の身長の2倍。別に俺がちっこい訳じゃないから。育ち盛りだからこれから伸びます、だから決してチビじゃない。

と言うかこの門どうやって開けんの？

そうこう考えてる内に遠方の道から誰かが此方へ駆けてきた。この男子校の生徒？ならそいつの後について行けば敷地内に入れるかな。

そうと決まれば早速制服のジャケットを脱いで通行人Aのふり。
お、見えてきた。

........お？

何だあれ...黒マリモみたいな頭の人が前方から駆けてくるんですけど.....

銀さんより天パじゃねぇか。しかもその瓶底グルグル眼鏡どうしたし。今時何処で買えるんだよ...そんなの....

てか、あ.....
マリモから金髪が少しはみ出て見えてるんですけど....カツラ？

何で変装してんだよ....不審者より怪しい生徒だな。その黒マリモは俺の横を通り過ぎる際、独り言を発した

？｢はぁ、転校初日なのに遅れたし....｣

何だ、お前も転校生か....ﾁｯ、使えないな。

まぁ....黒マリモが門を開けてくれるだろう。そう思い俺はそいつを観察することにした。