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3人で歩き始めたものの、なんか特別話す話題とかも無くて、たわいもない会話をしてる時だった。
もうすぐ学校の校門に入るところあたり。
「A！あれ見て！！」
真帆ちゃんに小声でそう言われて、私が向いた先には、私の好きな彼がいた。
まぁ、真帆ちゃんに言われる前から彼の存在には気づいていたんだけどね。
歩き方とか服装でなんとなく彼のことは分かる。
私とは逆方向の道からやってくる彼。
制服を少し着崩していて、かっこいいなぁ、なんて思ったり。
やっぱり近くで見ると、思わず頬が赤くなって、体温が上がってくる感じがする。
私の顔の温度は凄い勢いで上昇するのを感じた。
今、自分の顔完熟トマトみたいなのかな、って想像したり。
「あ、(恋人)君おはよ〜。」
2年になってから彼と同じクラスになった愛梨は、手を振りながら挨拶する。
私は特に接点というか、きっかけもないからそれを見てるだけなんだけどね。
「お、愛梨じゃん、おはよ〜。」
笑顔がめちゃくちゃ眩しい。
あれ、ちょっと前より声低くなってない？とか思い、頬の筋肉が緩む。
実は、朝から(恋人)君の声聞けて嬉しかったりする。
こうやって(恋人)君と会うと毎朝思う、
私って意外と単純なんだな、って。
んで、こうやって(恋人)君を見てニヤけてる私を真帆ちゃんが見逃してるわけもなくて。
「何ニヤニヤしてんの？笑
カッコ良すぎた？？」
ちょっと意地悪めな声で、悪戯っ子みたいなことを言う。
どちらかと言うと真帆ちゃんは、愛梨と違って恋愛系になるとすごい鋭いし、よく私のことを見てるなって感じる。
真帆ちゃんの質問に対して、そんなの、カッコよくて朝からドキドキした、以外私は言えないのに。
「そんなことないからっ。」
ちょっとツンモードに入り否定はしてみるけど、本当は好きなくせに〜笑っていう真帆ちゃんは最高に強い。
あれから、(恋人)君が私たちより早足で下駄箱まで向かったこともあり、彼の後ろ姿をゆっくり見つめる。
朝から(恋人)君見れるとか、私どんだけ幸せなんだろ、とつくづく感じた。
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玉ねぎ - あぁ 、､、自分の片思いもこんな感じです。ドアの前で友達と話しているとき、彼が通ったときや話しかけてくれると本当にドキドキします。それが楽しみで友達のところに行ってるってのも少しだけあります。 (2022年12月23日 20時) (
レス) @page8 id: 38eebacbdf (このIDを非表示/違反報告)
クッキーベル(プロフ) - あきちゃんコメントありゃつとﾊｰﾄ 流石にこれは更新停止しない((ﾊｰﾄ 頑張りまーす！ (2020年12月20日 22時) (レス) id: 456e770b4f (このIDを非表示/違反報告)
あき@草売り大魔王(プロフ) - ｸﾞﾍﾍﾍﾍ。良いっすね……良いっすね！！流石にこの作品は更新停止になんないよね？？更新ファイト！！！！ (2020年12月20日 21時) (レス) id: 8824d19027 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クッキーベル | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp
作成日時：2020年12月19日 11時
