ぷれいがｰると４人の狼。 2 (ページ3)

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ごじゅうさんページ3

岩橋SIDE

全部話し終わると、
残るのは後悔っていう感情だけ。

何で離れること分かってて
こんな話をしてしまったんだろう。

これで最後なんて、考えてなかった、。

そう考えると、
涙が驚くほど流れてきて、
止めようとしても全然止まらない。

そんな僕に君は近づいてきて、
優しく涙を拭ってくれた。

A『泣かないでください。』

A『私は離れて行きませんから。』

岩橋『ふぇ???…嘘。』

A『どんなことがあろうと、
みんなといたいんです。
あと、ちゃんと受け止めてあげたいんです。』

嬉しかった。
ただただ嬉しかった。

岩橋『ごめんね、美空ちゃんのこと傷つけて。』

A『そこは許せないですよ??』

さっきまでの優しい表情とは一変。

僕を鋭い目つきで睨み付けていた。
でも、すぐまたふわっと笑って、

A『もう誰にも迷惑かけないでください。
その……そんなことしなくたって
私は…みなさんのそばにずっといますから…。』

岩橋『Aちゃん…!!!』

A『うわっ、先輩いきなりすぎですって!』

嬉しくなっちゃって、
君をぎゅっと抱きしめた。

離れられないように、強く。

すると、君も抱きしめ返してくれた。

A『先輩、その…
浴衣ありがとうございました。
寒くないですか??』

岩橋『あ、そｰだった。』

上は黒のﾀﾝｸﾄｯﾌﾟ一枚で
下は短いｼﾞｬｰｼﾞ。

夏とはいえ、夜だから
少しだけ肌寒い。

A『返しますよ!
私もちゃんと着なおしますので!』

岩橋『あ、うん、わかった。』

僕に浴衣を返してくれて、
後ろで君は着直し中。

僕も男だから、ばれないように
静かに振り向くと…

綺麗なうなじと、
まだ完全に直されていない浴衣。

A『振り向かないでくださいね??』

岩橋『それ、振り向いてって
言ってるようにしか、聞こえない。』

A『うわわ…、先輩…っ。』

後ろから君を抱きしめた。

何で自分の気持ち
こんな抑えられないんだろう、。

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