ぷれいがｰると４人の狼。 (ページ5)

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ごページ5

Aside

ﾘﾋﾞﾝｸﾞに入ると
お兄ちゃんが私たちを見た。

風磨『それ…彼氏??』

顕嵐『はい!阿部顕嵐って言います!!』

お兄ちゃんは嫉妬してる気配ｾﾞﾛ。
まぁ…そりゃ妹に恋愛感情抱く
人なんていないだろうしね。

顕嵐『お兄さんと仲よく
なりたいんで一緒にお話ししませんか??』

風磨『え…あ、はい。』

顕嵐『そんな硬くならないで
くださいよｰ!!』

お兄ちゃんと向かい側の
ｿﾌｧｰに私と阿部くん…いや顕嵐??
が座った。

・

数十分後…。

風磨『ｱﾊﾊﾊﾊﾊｯ、ﾊﾞｶだろお前、笑』

顕嵐『よく言われますｯ、笑』

何で私入れない感じなの。
相づちしか打ってないからね!!

つまんないの…。

すると顕嵐がいきなり
私のほうを向いて

顕嵐『A、寂しいの??』

何、ｺｲﾂ、ｴｽﾊﾟｰかよ。
いやでもお兄ちゃんも
見てるんだし…ここは、

A『だって…顕嵐、ちっとも
私のほう見てくれないんだもん…。』

ｼｭﾝ…としてみる。

するといきなりｷｽをしてきた…。

顕嵐『ごめん…、つい可愛くって…。
だけど、止めらんない。』

またｷｽの雨が降ってきて
何度も角度を変えてのｷｽ。

私の体が酸素を求めて
口を開くと待ってたかのように
顕嵐の舌が入ってきた。

こんなの慣れてるけど
お兄ちゃんの前だと…照れる。

・

・

風磨『顕嵐…もう、やめろ。』

お兄ちゃんがそう言うと
私たちはゆっくりと離れた。

これを見てお兄ちゃんはどんな感情を思った??

顕嵐『あ、そｰだ今日俺
神宮寺と約束してたんだった!!
ごめん帰るわ!見送りは大丈夫だから!』

そう言って帰って行った。
２人しかいないﾘﾋﾞﾝｸﾞには重い沈黙が流れた。

それを破ったのは…

風磨『あの…さ。』

お兄ちゃんだった。

・

風磨『Aの好きな人は俺じゃなかったの。』

・