ぷれいがｰると４人の狼。 (ページ28)

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にじゅうはちページ28

Aside

A『はぁ…。』

美空『どうしたのｰ??そんなため息ついて。』

A『私だけ生徒会の集まり
来なくていいって言われたんだよ!?
何この取り残されたような感じ…。』

本当に酷い、4人が何話してる
のかめっちゃ気になるじゃん。

永瀬『菊池の話、しとるんちゃう??』

美空『あぁｰ、あり得るかも!!』

んなわけないって…。

prrrrrr

美空『あ、私だ。もしもし??
え、今ｰ??はｰい分かった。

ちょっと用事できちゃったから帰るね。』

永瀬『家まで送ってくで??』

美空『ううん、学校の近くで親が
待ってるみたいだから大丈夫!
Aちゃんと教室にいて。』

永瀬『お、おん。じゃあな。』

美空『うんｯ!!』

そう言って美空は帰った。

2人だけになった教室は少し
重苦しい空気になった。

永瀬『生徒会に、好きな人とかおらんの??笑』

急に冗談交じりに聞いてきた永瀬。

A『…みんな好きかな。』

永瀬『欲張りやなｰ。』

A『今は1人だけなんて考えられなくてさ。』

永瀬『あの4人もそれを望んどるしな。』

…やけに生徒会に詳しいのは気のせい??

永瀬『生徒会、何で入ったん??』

A『ある日、急に生徒会入ってって言われて、
入るんだったら男と遊ぶのﾀﾞﾒって。無茶苦茶だよね。』

永瀬『でも、入ったんや??』

A『私のね、お兄ちゃんの事情を
解決してくれてさ。』

急に永瀬が目を見開いて
驚いた顔をしてきたから急いで話を変えた。

A『そういう永瀬は??
ｺｯﾁの学校来る前はどんな人だったの??
今とそんな変わらないか。笑』

永瀬『…もうええやん。隠す必要ないやん。

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A…。』

A『…廉。』

ﾀﾞﾒだ、思い出しちゃいけない。
なのに…どうして、…

永瀬『お前の兄ちゃんの事情を
一番最初に知ったの、俺やん。
それに………

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お互いの“初めて”をあげた仲やん。』

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