ぷれいがｰると４人の狼。 (ページ19)

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じゅうきゅうページ19

岸side

今日もまた、一時間目生徒会室に岩橋といた。
でも今日は神宮寺も珍しく来ていた。

岩橋『神宮寺がｻﾎﾞるなんて、珍しｯ。』

そう、こんな見た目の神宮寺でも
授業はあまりｻﾎﾞらないﾔﾂだから、
なぜｱｲﾂがｻﾎﾞったのか俺は少し興味があった。

神宮寺『いやｰ、ちょっと俺登校中
いいもん見ちゃってさｰ♪』

そういうと神宮寺は窓の外を見ていた。

神宮寺『あれよ、あれ！』

神宮寺の指差すほうを見ると…
顕嵐とAがいた。

神宮寺『あそこの隠れ路地ｽﾎﾟｯﾄって
結構ｶｯﾌﾟﾙに人気なのさ。だから毎日ﾁｪｯｸ
してるんだけど、今日は珍しいお客様が来てた♪』

言葉とは裏腹に神宮寺の顔は笑っていなかった。

俺もよｰく見てみると
顕嵐がAの首筋にうずくまってる??

遠いからあまり分からないけど。

もしかして、俺がつけた上に
ｱｲﾂつけやがった??

岩橋『あｰあ、岸くん。もうAちゃんの
首筋のﾏｰｸは岸くんがつけたんじゃなくて
顕嵐がつけたことになちゃったねｰ。』

なんか…ｼｮｯｸ。

これ以上見るのは嫌になって
生徒会長席に座った。

そりゃ、ﾗｲﾊﾞﾙが何人もいれば
こうなるわな。

神宮寺『俺もそろそろ動こうかなｰ。』

岩橋『Aちゃんの親友ちゃんが
神宮寺のこと好きなんでしょ??厄介だねｰ。』

神宮寺『まぁまぁまぁ、俺にも手はあるし♪

…ね、岸くん。【例のｱｲﾂ】俺のｸﾗｽに頂戴。』

岩橋『え、まさか…その【ｱｲﾂ】に…

神宮寺『いえす♪【ｱｲﾂ】に頼んで
親友ちゃんと【ｱｲﾂ】に付き合ってもらう。
そうすれば、問題解決。』

岸『要するに親友ちゃんの好きな人を
神宮寺から【ｱｲﾂ】に変えるって話??』

神宮寺『いえす。』

ま、ちょうどどこのｸﾗｽに
入れようか悩んでたから、いっか。

岸『いいよ。じゃ、神宮寺のｸﾗｽに

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永瀬廉、入れとくわ。』

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