ぷれいがｰると４人の狼。 (ページ18)

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じゅうはちページ18

Aside

A『ちょっと、痛いってば。
ねぇ…!!!聞いてるの…??』

顕嵐『………。』

何故か電車を降りると、いきなり強く腕を掴まれた。

どこに行くのかと思えば学校の近くの
狭い路地に連れてかれて乱暴に壁にぶつけられた。

A『痛い…。』

すると顕嵐の両手が真横に置かれた。

顕嵐『他人にあんな声、出してんじゃねｰよ。』

A『…はぁ??』

顕嵐『すんげえﾑｶﾂｸんだけど。』

A『それだけで怒ってる訳??』

顕嵐『それだけじゃないし。その首のﾏｰｸ、何。』

顕嵐が指でなぞるのは紛れもなく
優太先輩がつけたﾏｰｸで、髪の毛で
隠せてると思ってたけどそうでもないようだ。

A『見てわかんない??ｷｽﾏｰｸだけど。』

顕嵐『誰がつけた??』

A『さぁｰね。内緒。』

顕嵐『手出すの早すぎだってば…。
じゃ、俺が新しくつけてあげる。』

そういうと、優太先輩がつけた
上にさらに顕嵐がｷｽﾏｰｸをつける。

やっと、薄くなってきたと思ったのに。

でも、まぁ嫌じゃない。
だって愛されてるって証拠でしょ??

顕嵐の手がいきなり太ももにきた。

びっくりして顕嵐を見ると

顕嵐『まぁ、消毒ってやつ。』

そういって太ももをいやらしく触ってくる顕嵐。

A『いやぁ…んｯ。』

顕嵐『その声…俺以外に聞かせないで。
ものすごく嫌だから。ｲﾗｲﾗするから。』

A『あら………んんｯ!』

顕嵐がｷｽをしてきた。
この人…突然すぎるってば。

ｷｽが終わるかと思えば
どんどん深くなる一方で、目を少しだけ
開くと顕嵐は切なそうにしていた。

少ししてやっと離れた。

顕嵐『ごめん、無理やりして。
何か分かんないけどすげえ不安みたい、俺。
誰かに取られちゃいそうでさ。』

弱ってる男に私は弱いみたい。

A『その不安、どうやったらなくなる??』

顕嵐『ｷｽ…して。』

A『分かった。不安なくなるまでいっぱいしてあける。』

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