轟が待ち続けた相棒(男主)

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轟side

USJでの敵襲撃などがあったが明日はついに体育祭だった


Aは随分前から楽しみにしていたのかここ最近はずっと浮き足立ったよーにご機嫌だった


「しょーと！ついに明日だよ？！俺もうめちゃくちゃ楽しみなんだけど」



前の席の奴のいすを借り体をこちらに向けて
遠足前の子供のようにはしゃぐA
普段から子供っぽい所があるこいつ…可愛い…


「そーだな、お前は、はしゃぎすぎ」
頭をポンポンと落ち着けと言うようにたたく

「俺今日寝れないわー」


「寝ろよ、ぶっ倒れるぞ」
頭をわしゃわしゃしてやる


「でも、興奮して寝れねぇ」


目をらんらんとさせたA

そんなに何が楽しみなんだか

俺は……


「なぁ！しょーと！今日泊まりこねぇ？」


……ん？


「…お前俺までも寝不足にさせるつもりか？」
こいつは本当にたまに予想もしないことを言う
びっくりして嬉しかったのに素直に行くと言えない俺も俺だが


「イベント前のお泊まりとか楽しそうじゃん！な？ダメ？」



「…わかった
一度帰って用意してくるな」

ダメ？なんて言われたら答えは一択に絞られてしまう

いや、そもそも、こいつの頼みな時点で俺にとっては一択しかないな


「やったー！なぁなぁ！緑谷ー！
今日俺は焦凍とお泊まりなんだぜー！」


「え！そーなの？よかったね！Aくん」


「むっ！夜更しなどして明日寝坊しないようにな！」ｷﾘｯ

「いいなー！お泊まり楽しそうやね！」


了承した途端なぜか緑谷達の方へ自慢しに行くA
緑谷ものらなくていいんだぞ…


えへへーと笑うA


…



「飯どーする」
俺はに後ろからくっつきAの肩に顎をのせ尋ねる
(後ろから抱きしめてる感じ)


「んー、しょーとが家戻ってる間に俺作ってるわ」
そーいわれ、頭を撫でられる
こいつの方が身長がでかいためこーゆー事をされると子供扱いされてる感じがする


「分かった」



「Aくん料理出来るの？」



「いや、ふつーくらいだよ笑
そんな大層なもんは出来ねー」



そんな話をしてる間もこいつは俺の頭を撫で続けるもんだから


俺は顔をあげられずに肩に顔を埋めてる事しか出来なかった

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