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前途多難? ページ8

……


夢を見た


亜樹に会ったばかりの時だ



小学生の時からの付き合いだが出会いは唐突なものだった



俺は母さんとスーパーに買い物に行っていた時


たまたま、亜樹と蒔麻、晴をお菓子売り場を見かけたんだ


学校で双子なんて珍しいからあいつらの事は話したことなくとも知っていた



「ぼくこれーしまもだよなー」



「うん!」



「はるちゃんもー!」



「ありがとうなあき」


この瞬間だけですら分かる兄弟の仲の良さ



俺は少し羨ましいと思いその様子を眺めていた


俺には兄弟がいなかったからな


「Aお菓子買いたいの?」



「うん、ちょっと見てくる」



俺が三人に近づいていくと亜樹と蒔麻に声をかけられたんだっけ



友達の多かった2人は俺のことを知っていたらしい



「あー!Aくんだー
お菓子買うの?」


「これ、美味しいよ?」


そう言って蒔麻に差し出されたお菓子を受け取る



2人が急に知らないこと話しているのを見てお兄さんは少し驚いた様子だった



「……ありがとう」


俺がお礼を言うとうんっと2人は声を揃えて笑った


こーゆーとこはやっぱり双子なんだなと思った



「あきとしまの友達か?
こいつらをよろしくなー」


わしゃわしゃと双子の頭をなでながら言うこの人の目は緑色だった



…キレイだ



「こちらこそ
これありがとう、また明日学校で」


翌日たまたまその年同じクラスになった亜樹に俺は晴さんの目の色に感動した話をしたんだったな


今思えば



俺が晴さんの目を褒めたことによって亜樹達と他のやつよりも仲良くなるきっかけだったんだと思う




あいつらブラコンだから



薄ら目を開けると目の前にいるこいつはあの頃からそう変わっていない



「んー、A…?」


まだ、寝ぼけているのかうっすらと開いた目で見るや否や頭を撫でてきたり頬を触ったりしてきた


「?寝ぼけてんのか亜樹」


ペチベチと頬を叩いてやる



「んっ、いってーなー…ふぁあ…」


欠伸をしながら起き上がる


俺はゴロゴロ



「おら、お前も起きろよ」



「うぇー」


正直まだ寝れるのだ
今日は3限からだし


「全く」



チュ



軽く触れるだけのキスをしてくる亜樹



……



「なに、お前昨日からどーしたの」



「なんか、はまった」



「どゆこっちゃ」


これからどうなる事やらと思う今日このごろ

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リペル(プロフ) - うたプリ大好き?さん» ありがとうです (2017年7月16日 20時) (レス) id: eae8d95dfc (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 大丈夫です(笑)ゆっくり更新して下さい! (2017年7月16日 0時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
リペル(プロフ) - うたプリ大好き?さん» 気分更新になってしまいますすみません汗 (2017年7月16日 0時) (レス) id: eae8d95dfc (このIDを非表示/違反報告)
リペル(プロフ) - 響月さん» 私にも高2の弟がいますけど、母親共々腐女子なので母とは楽しく語ってます笑何気に弟も気にせず一緒にアニメ見ていたくらいなので笑 (2017年7月16日 0時) (レス) id: eae8d95dfc (このIDを非表示/違反報告)
リペル(プロフ) - ラビッツさん» 私も零君も好きですよ!でも、恋愛模様がほとんど出てこない亜樹くんにやっぱり惹かれてしまいますね笑笑 (2017年7月16日 0時) (レス) id: eae8d95dfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リペル | 作成日時:2016年5月15日 0時

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