俺の親友は４兄弟（男主）

四兄弟勢揃い ページ5

結局夕飯時間まで亜樹にゲームに付き合わされた



途中でしまも帰ってきて末っ子くん基零くんも参戦させた



零くんは可愛いくらいにゲームが下手だった



「ほら、飯できたぞ」


晴さんの一言でみんなが集まる


今日はハンバーグだ


「うまい…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

やっぱ、晴さんは完璧人だなとつくづく思う
この人弱点とか無さそう



「Aくんいつからバイトできそう？」



「あー、別にいつからでもいいっすよ暇なんで」


そう、俺は基本的に暇なのだ
休日も亜樹に呼ばれない限りは家で寝ているし

大学もサークルに入っていないし

亜樹と遊ぶくらいしか予定がない

彼女はいないのか？
そんなもん興味もない
めんどくさいだけだ(亜樹を見て感じた)


「そっか！じゃあ、来週の月曜からお願いしようかな！学校終わったら店の方来てもらえる？」



「分かりました」



「Aが店にいたらまた女の客が増えそうだね」


俺のほほにしまが手を添えていう「この顔だし」



俺は手を払う
「なに、喧嘩売ってんのしま」


「いやいや、いつ見ても綺麗な顔だなって」



「ふんっ」



俺が気にしてることを知ってていうこいつたまに意地悪なんだよなー


「A絶対いくよしより女ウケいいよなーホストになれば？」



フォークを向けて言う亜樹


こいつも大概整った顔をしている


「俺機嫌取りとか無理、めんどう」


亜樹に限らずここの兄弟はルックスが良過ぎる



あーこわいねー



「零美味いかー？」



「お前の飯はいつも美味いだろ？」




……カップルのような会話


少なくとも兄弟がするようなものでは無いが


気にしているのは俺だけなようなのでいつもの事のらしい


まぁ、さっきのやつを見てしまえばもう大概のことには俺も驚かない


…と、思う



「亜樹、俺は亜樹の部屋で寝ればいい？」



「あー、零の部屋使ってねーからそこのベッド使って」



？



「零は兄さんと寝てるから」




「う、うん？いいの？」



「構わない、好きに使ってくれ」





なんか、これが普通な辺りここの兄弟すげーな



話に聞いてたよりも面白いかも




「おっしゃ、ごちそーさま
俺風呂一番のりー！」


「どーしたんだ？亜樹の奴あんなにご機嫌で珍しい」



「そりゃ、Aがいるからでしょ」



え？そーなの？

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