長男と末っ子 ページ4
「…晴、客だ」
ようやく俺に気が付いた末っ子君
言われるまで気づかなかったのか末っ子君の視線を頼りにこっちを向く
一瞬驚いた顔をして俺たちを見る
いつの間にいたのか、そんな風に言われた気がした
「帰ってたのか亜樹。っと、いらっしゃい、えーっと…彼女？」
亜樹から俺へと視線が動く
中学の時以来亜樹の家に直接来たことはなかったため晴さんに会うのは久々だった
なので、憶えていなくても仕方がない
だが、女に間違えられるとは心外だ
「兄貴、朝言ったこともう忘れたのかよ
今日バイト探してるってやつ連れてくるって言ったろ？
しかも、こいつ男な」
俺は軽く頭を下げながら自己紹介をした
もちろん、苦笑い
「えと、木佐Aです。」
「え、男？ずいぶん美人だな。お前にこんな友達がいたなんてな」
急に近づいてきた晴さんは俺の顔をまじまじと物珍しそうに見てきた
亜樹がちけーよと言って引き離す
「兄貴憶えてねーかな？中学の時何回か遊びに来てたやつなんだけど
ほら、兄貴も目の色きれいだって言われて喜んでたじゃねーかよ」
そう、俺は一度だけ晴さんに会ったことがある
遊びに来た時に少し見かけただけだが目の色がすごく印象的だった
だが、本人と話した記憶はないので亜樹が晴さんに話したのだろう
俺が興奮気味に晴さんの目について話していたことを
「え、あの子か‼俺マジであの時も女の子だと思ってたわ
そっかー、亜樹と仲良くしてくれてありがとな
あと、バイトの件は採用ってことでこれからよろしくー！」
テンション高め言い放った採用の言葉
「え、いいんですか？」
まだ名前しか言ってないのに採用って聞いていた人物像と違った印象になる
案外適当な人なのかもしれないと
「おぉー！やったじゃねーか！おっしゃーこれで、俺が手伝う必要がなくなるな」
満足そうに言った
こいつ…それが目的だったのか…
「まっ！細かいことは後日連絡するわ」
そういってとりあえず連絡先を交換
「A今日飯食ってけよそろそろ蒔麻も帰ってくるし
いっそ泊まる？
兄貴いいよな？」
「あぁ、かまわないぞ」
そういいながら夕飯の準備かキッチンへ晴さんは行ってしまった
「んじゃ、泊まる」
「おっしゃ、ゲームするぞ！」
蒔麻と話したいこともあるしな
「俺眠いんだけど」
「寝させねー」
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リペル(プロフ) - うたプリ大好き?さん» ありがとうです (2017年7月16日 20時) (
レス) id: eae8d95dfc (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 大丈夫です(笑)ゆっくり更新して下さい！ (2017年7月16日 0時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
リペル(プロフ) - うたプリ大好き?さん» 気分更新になってしまいますすみません汗 (2017年7月16日 0時) (レス) id: eae8d95dfc (このIDを非表示/違反報告)
リペル(プロフ) - 響月さん» 私にも高２の弟がいますけど、母親共々腐女子なので母とは楽しく語ってます笑何気に弟も気にせず一緒にアニメ見ていたくらいなので笑 (2017年7月16日 0時) (レス) id: eae8d95dfc (このIDを非表示/違反報告)
リペル(プロフ) - ラビッツさん» 私も零君も好きですよ！でも、恋愛模様がほとんど出てこない亜樹くんにやっぱり惹かれてしまいますね笑笑 (2017年7月16日 0時) (レス) id: eae8d95dfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リペル | 作成日時：2016年5月15日 0時
