8 話 ページ8
風「......そんな暗い顔するなよ。
俺、2年よりもっと生きてみせるから。」
2年より、もっとじゃない。
私は、風磨くんにもっともっと、何十年先も生きてほしい。
でも、そう言ったら、困るだけでしょ?
「...生きてみせてね」
だから、私はそう言った。
風「...あぁ。」
その無理した笑顔を、私は一生忘れることはないと思う。
健「風磨...もう、無理して笑わなくていいよ。」
風「...分かっちゃうよな。」
健「そりゃ分かるよ!何年も一緒にいただろ。」
ケンティーは、ずっとそれが続くと思っていたんだ。
私だって...風磨くんとはずっと一緒に仲良しな幼馴染みとしていられると思ってた。
風「ハァ...仕事どうしようか。
皆に迷惑かけるな。」
健「こんな時にそんな心配するなよ。4人で頑張るから。」
風「悪いな、中島。」
「もう、仕事のことは気にしないでね。」
だから、少しでも長く生きて。
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真奈 - 悲し (2018年11月4日 4時) (レス) id: 628f054dbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:TTR | 作成日時:2018年2月24日 16時