第28話 ページ29
「…」
よくよく考えて見ると初めて会ったときから僕迷惑しかかけてなくない？
…Aさん、ごめんなさい。
すると調合室のドアがガチャリと音をたてて開いた。
「あ、船長さん。どうですか」
ロー「…今日の分は終わった。昨日と比べて大幅に回復している。このままいけば2、3日後には気がつくだろう」
「…よかった…」
すると船長さんは棚に並んでいる本を一冊取って中身を見る。
ロー「…あいつは医者なのか」
あいつって言うのはAさんのことだろうか。
「Aさんはここら辺では有名な薬剤師です。でも他の分野もかじってる見たいですよ。特に…えっと…なんだっけ…」
ロー「…」
僕が答えると船長さんは黙り込んでしまう。
「…」
ロー「…」
…気まずい！！
めっちゃ気まずい！船長さんはAさんの医学書を読みあさっている。…ってか人の本をよく断りもいれずに読めますね。すると店のドアが開く。
男「おーい！Aー！って、ん？チア？Aどうしたんだ？ってこっちの兄ちゃんは？」
入ってきたのは常連客の町の人だった。
「あ、すみません。今Aさんは病気で…」
男「そうなのか！？なら、しょうがねェな。義母さんのいつもの薬を貰いたかったんだが…」
生憎僕が売ろうにもその薬は今切れている。熱冷まし(毒薬)をしか作れない僕に今出来ることは謝ることだけ。
「すみません…今その薬は無くて…また日を改めてo…ロー「そのいつも買ってる薬は何の薬だ」え？」
医学書を読んでいたはずの船長さんがいきなり口を挟む。
男「え？」
お客も僕と同じ反応。
ロー「…何の薬だって聞いている」
男「あ、あぁ…喘息と目眩に効く薬なんだが…」
すると船長さんはスタスタと調合室へと姿を消した。
「「……？」」
男「…あの兄ちゃんどうしたんだ」
「…僕が聞きたいです」
僕らはただただ調合室のドアをみつめていた。
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ルナ - オプファーさん» ……あーッ！ほんとだ！！そうですね！あの頃の私はどうかしてました…40代だと骨と皮だけになってしまう…ご指摘ありがとうございました！ (2019年8月4日 13時) (
レス) id: 0e47445b20 (このIDを非表示/違反報告)
オプファー(プロフ) - 192cmで40kg代は軽すぎます！身長もあるし筋肉もついてるだろうし……192cmのシンデレラ体重でも66.4kgです！細くて軽い夢主人がいいのはわかりますが、流石にリアリティがなさすぎて^^; (2019年8月4日 13時) (レス) id: e23b6d792c (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - レイれいさん» 本当ですか！？ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2019年7月22日 9時) (レス) id: 0e47445b20 (このIDを非表示/違反報告)
レイれい(プロフ) - なにこれ、すっごい面白いんだけど (2019年7月21日 17時) (レス) id: bed35b9be5 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 綾さん» ありがとうございます。「好き」というものほど嬉しい言葉はありません！これからもどうぞこの作品を見守っていただければ嬉しいです！ (2019年6月25日 22時) (レス) id: 0e47445b20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*琉華* | 作成日時：2019年6月8日 18時
