特権 ページ25
A)カイがなんでここに……
カイ)親父の忘れ物を…
A)そっか。じゃあまたね
カイ)ちょっ!
エレベーターに乗ろうとしたら腕を掴まれた
カイ)待って。5分!いや、3分で渡してくるから待ってて
そう言って、忘れ物を届けに行くカイ
いきなり会ってビックリしたドキドキと、次はリキに会ってしまうんじゃないかというドキドキで心臓が騒がしい
カイ)お待たせ、どこいくの?
A)お、屋上!
Aがボタンを押してエレベーターを呼んだが
片方の視界が塞がれて距離感が掴めなくて押すのが難しかった
エレベーターに乗って、最上階のボタンを押そうとした
A)……えっと…
カイ)ここだよ
カイがAの手首を掴み誘導した
A)ありがとう
屋上に着くと距離感を保ってベンチに腰掛けた
しばらく沈黙が続いた後、カイが口を開いた
カイ)ごめん…実は知ってた。
A)えっ?
カイ)親父がAのこと気にかけてくれないかって。でもタイミングが分からなくて…
A)そうなんだ。偶然会えてグッドタイミングだったんじゃない?笑
カイ)そうだな!笑 ……チャンジョも知らないの?
A)うん。リキと一番近くにいるのに隠すこと出来ないでしょ?チャンジョにもリキにも申し訳なくなる
カイ)そっか。Aはいい子だ!
カイがAの頭を撫でた
A)カイって…幼馴染だけど昔からお父さんみたいな温もりあるよね。
カイ)そうか?何かあったらいつでも呼んでいいよ。幼馴染の特権!
A)やった。
カイ)その代わり俺が呼ぶ時も来いよ?
A)んー。分かった
カイ)お、素直だ
A)外の空気も吸えたし、元気でたし、そろそろ戻るね。
カイ)うん。おくっていくよ
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さな(プロフ) - リキと女の子にキュンキュンしてます! 更新頑張ってください、ふぁいてぃん! (2015年4月21日 3時) (レス) id: b88f2c1dfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とっく | 作成日時:2014年12月9日 10時