君がくれた光

嬉しいはずなのに ページ19

家に帰る途中、リキに電話を掛けた



リキ)A！ほったらかしにして何してたの？もう！！！



A)ごめんね…どうしたの？？みんなから連絡来てたんだけど




リキ)あのね！あのね！僕、手術するの！目がちゃんと見えるようになるんだ！




A)そっかぁ。よかったね。おめでとう！




リキ)あれ？そんなに驚かなかった？




A)ううん。安心したの。




リキ)そっか！準備が整ったらすぐに出来るって！





A)早いね！これでミュージカルも問題なくできるね！




リキ)うん！あ、ケプひょんが呼んでる。じゃあねA



電話が切れた後
涙が頬に流れ落ちた


望んでいたことなのに
心の中は不安と寂しさでいっぱいだった。







帰宅して親に電話を掛けた。



母)どうしたの？久々に電話なんて



A)…うん。…お母さん会いたくなっちゃった。春休みの間しばらくそっちにいたい。



現在、母は父の転勤に一緒について行ったため昔3人で住んでいたマンションにAが一人で住んでいる



母)でもお父さんも私も帰り夜遅いから一緒にいてもあまり会えないよ？



A)それでもいい。



母)どうしたの？なにかあった？


A)…



お母さんの声を聞いてまた涙が出そうになった



母)とりあえずこっちにおいで。あ、明日はお昼頃に一回帰れそう！住所一応送っておくわね



A)うん…ありがとう。




少し安心して眠りについた

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