僕の歌を君に。 3【短編集】

＊ロメオ ページ10

山「離れんといて。俺のそばやったら


ありのままでおれるはず。


涙を流すことがあったらそれは嬉し涙や。


共に歩んでこ、笑顔絶やさんと。」




『…それ結婚するってことじゃないですか！』








坂「いかがですかお嬢さん笑


……俺はこの身をAちゃんだけに捧げる。


約束する。もし怖い夢見たら朝来るまで


包み込んであげるから隣におって。」




『だから結婚するってことじゃないですか！』









そう言いつつ潤んだ瞳、嘆く唇に触れたいって



手伸ばした。









.








山「裸足で駆け出せ！


世界一のお姫様、夢の世界へってな笑」




『お姫様ってなんですか笑』






不安な想いは消し去って、



ちょっとだけルール破っちゃって。




山「狙うで！？愛のきっす笑」




『だから嫌です！』









坂「ほい、手！連れてくから！


海に眠る宝石を二人のもんにしよ！」




『今から海ですか！？夜ですよ…』







世界がAちゃんを欲しがって、



俺らを本気にさせちゃって。






坂、山「「この子はジュリエッタ！！」」



『…だから、篠岡Aです。』




坂、山「「……はい。」」









坂「命に代えても守り抜いてみせる。おいで。」




山「色褪せん景色で後悔させやん。さ、おいで。」




『えっと……』




坂、山「「な、選んで？」」








渡したくない、他の誰かには譲れやん。


誰にも。









.








坂「さ！着替えて！！


世界一のお姫様、踊りましょか！」




『またチア…仕方ないですね笑』







誰もがAちゃんを欲しがって、



俺らを夢中にさせちゃって。




坂「奪うわ、愛のきっす笑」




『だから駄目です！』








山「さ、瞳閉じて。懲りずにプレゼント！


…やっぱあの星、二人のもんにせん？笑」




『どうしてもなら仕方ないですね笑』







世界がAちゃんを心から欲しがって、



この俺らを本気にさせちゃって。






坂、山「「名前はジュリエッタ！！」」



『…もう、今だけですよ！』




坂、山「「はーい！！」」







Aちゃんしか見えやんくて、



俺らの本気見せちゃって。







Aちゃんはジュリエッタ。





坂(まじかわいい。)


山(ほんまそれな。)


(…またその話してるんですか？)





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こんな感じになりました！


いちごガムさん、


リクエストありがとうございました！

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