僕の歌を君に。 3【短編集】

＊DANDAN心魅かれてく 上沢直之 ページ7

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上沢直之 23歳

篠岡A 25歳


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だんだん心魅かれてく。



Aさんのその眩しい笑顔に。




果てない暗闇から飛び出そう。





『…俺の手をとってくださいよ、Aさん。』ﾎﾞｿｯ




「ん？何か言った？どしたのなおゆきくんー。」




『いや、何でもないですよ！！』








Aさんと出会った時、子供の頃大切に想ってた



景色を思い出したんだ。





ねえ、俺と踊ってくれませんか？





光と影の曲がりくねった道。



…今でもあいつに夢中なんですか？





ちょっとだけ振り向きたくなるような時もあるけど



愛と勇気と誇りを持って、闘います。








.








だんだん心魅かれてく。



この宇宙の希望のかけら。


きっと誰もが永遠を手にしたいと思う。




全然気にしないフリをしても。



…ほら、またAさんに恋してる。






だから、果てない暗闇から飛び出そう。




だから、俺の手をとってください。Aさん。

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