僕の歌を君に。 3【短編集】

＊１５の言葉 ページ20

見える景色も、顔も、生きる速さも、




息絶える日も。





きっと違うわたしとあなたが今ここでこうして、



温かい肌を寄せて触れ合える奇跡を思う。






私のこの声や翔平のその耳が朽ち果てても、



あなたが寂しがらないように。









.









今、言えるだけの愛のことば。



怒って泣いて伝えてるの。





素直じゃない私の１５の言葉。





『飽きる程言わせてね、"愛してる"…』




「俺だって、愛してるよ。当たり前、だろ…っ。」







あぁ、こんなに誰かを愛して泣けることが嬉しい。




ただ、ひとつ、翔平に言いたいことは……








あぁ、翔平のその愛しい笑顔は永遠じゃないって



知ってるの。だから。





今、翔平に心から贈る私の１５の言葉。





『ずっと、ずっと、ずっと、ずっと好きだよ。』




「っ、さっきから何回目だよ！！


今言わなくていいから…今じゃなくていいから…


…この先ずっと俺の隣で笑っててよ…」







そう言って私を抱きしめる翔平は



とても温かかった。






永遠にこの時間が続けばいいのに。





(A！病院行こう！


治せるかもしんないとこ見つけたから！)


(…っ、ほんと、に？？)


(ほんとだよ、俺が嘘つくと思う？


ずっと一緒って言ったんだから、責任取れよ！)





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こんな感じでよかったですか？


ユカリさん、リクエストありがとうございました！

■アップルパイ 中田翔→←＊１５の言葉 大谷翔平

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