107話 「最高傑作」 ページ10
『最高傑作、？』
『お父さんは個性婚をしたんだ。
子どもをＮｏ.１ヒーローにするために。
お母さんの氷を操る個性とお父さんの炎を操る個性
…その二つが合わされば…最強だろ？』
…キャパがカバーされるってわけか…
自分の個性だとしても燃え続けると体は熱くなるはず…
それを冷やす。
なるほどね……
『確かに…』
『でも、そう簡単に上手くいかなくて…
俺が一番上で、弟と妹がいるんだけど、その２人もお母さんの個性を引き継いじゃって…
…だから、俺しかいなかったんだ…
お父さんの夢を叶えられるのは…
俺しかいないはずだったんだ……』
『でも、生まれちゃったんだ、』
冷やす個性と燃やす個性、両方備えた子が…
『そう…今、君と同じくらいの年齢の弟。
お父さんはそいつにかかりっきりになった。
そして、俺にヒーローを辞めさせようとしてきた。
だから、俺は諦めかけた。
でも…いやいや連れ出される弟を見ると……っ！
じゃあ俺と変われって…思うようになった…
もう一度、認められたい…って思って…
気持ちが再熱したんだ……』
『……』
『だからね、俺は内緒で訓練始めたんだ。火傷はするし、お母さんに止められたりしたけど、もう少しでなにか分かりそうなんだ…』
『……』
『だから…お父さんが俺をつくって良かったって思わせるんだ…失敗作じゃないって…思わせるんだ…！』
私は反射的にその子を抱きついていた。
『うわっと…なに…？』
『つくって良かった…なんて…言わないでよ…
失敗作…なんて…言わなくて…いい！
……あなたはあなただもん…！！
…お父さんを、オールマイトを超えられないからってなに…？！他と比べるなよ…ばかっ……！
あなたは、ヒーローになれる…私が保証する…！
失敗作なんかじゃ…ない…！！』
『…！……君は…分かってくれるんだ…！』
『でもさ、自分を犠牲になんかしなくて良い。火傷しながら訓練してるんでしょ？』
『ちょっとの火傷くらい全然平気！！』
『そっかー…そりゃ男の子だもんね。強いな〜』
『っへへ』
『でもさ、火傷ばっかだと、ヒーローになったとき困らない？』
『困らない！』
『んー…』
どうにかして、自分を犠牲にしている訓練を止めさせないとな…
『私が嫌！』
『へ？』
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REO(プロフ) - ずんだぁさん» いつもありがとうございます！そんなふうに言ってもらえるともう嬉しすぎて舞い上がりました…！！（）１月には受験終わるので２月頃からじゃんじゃん更新していくと思います！待っててください！！これからもよろしくお願いします！！ (12月28日 23時) (
レス) id: b0d02d06e9 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだぁ - わぁぁ、続きだぁ:(っ'ヮ'c):ﾊﾜﾜ生きる糧みたいなものだから嬉しいぃ！更新ムリしないで頑張って下さいー！ (12月28日 20時) (レス) id: f8f579a222 (このIDを非表示/違反報告)
REO(プロフ) - またコメントありがとうございます！かっちゃん推しですか！このあと…どうなるんでしょう？？笑（（ (11月24日 9時) (レス) id: b0d02d06e9 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだぁ - 爆豪推しだから爆豪オチになることを願いつつある！ (11月24日 0時) (レス) @page16 id: f8f579a222 (このIDを非表示/違反報告)
REO(プロフ) - ずんだぁさん» 遅れてすみません…！テスト期間終わったのでちょくちょく更新できると思います！！更新待っていてくれてありがとうございます！！これからもよろしくお願いします！ (11月21日 7時) (レス) id: b0d02d06e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：REO | 作成日時：2023年10月9日 3時
