106話 長い夢 ページ9
私 side
―――夢を見た。
長い、夢。
あれは、いつだっただろう…
小学校に、入ったばかりか…入る前か…のときだったと思う。
私は一人の男の子と会った。
そのとき私は公園で遊んで親の帰りを待っていた。
一人だったから遊び相手が欲しかったんだと思う。
だから、私は話しかけた。
『君、一人？一緒に遊ばない？』
『…いい。ガキは一人で遊んでろ』
『……大丈夫？』
『は？何がだ？』
『、とても寂しそうな顔をしてたから…』
『！』
『…話した方がいいよ。溜め込むとあなたが壊れちゃう』
『……』
『お父さんも言ってた。風船に空気を入れ続けると割れちゃうでしょ？そんな感じで、溜め込むと壊れちゃうよ』
『……』
『ほら、大丈夫だから…話して？』
『……さんが…』
『ん？』
ポツリポツリ、と男の子は話し始めた。
『……お父さん…が、俺を……認めてくれないんだ…』
『君のお父さんが？』
『俺は…捨てられたんだ…お父さんに…』
『っえ？……捨て、られた、？』
親に捨てられる、初めて聞いたその言葉。
…信じられなかった…、
私の親は優しい、いい人だったから。
そんな親もいるのか、と。
心底、驚いた。
『お父さんは、Ｎｏ.１ヒーローになりたくて…
でも、なれなくて、諦めきれなくて…その意志を、子どもに受け継がそうと…して、俺に個性訓練をし始めた。』
『……』
『俺は、ヒーローになりたかった。だから、別に訓練は苦じゃなかった。……けど、俺は、俺の体は…お母さんの「暑がり」の体質を受け継いでいたんだ…俺の個性は【死炎】暑がりじゃ…不利だ』
ボワッと手のひらから炎を見せた男の子。
『…この個性はお父さんの個性の炎よりも強いんだ…なのに…なのに…』
男の子は苦しそうに顔を歪めた。
『そのあと…とうとう「最高傑作」が生まれたんだ……』
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REO(プロフ) - ずんだぁさん» いつもありがとうございます！そんなふうに言ってもらえるともう嬉しすぎて舞い上がりました…！！（）１月には受験終わるので２月頃からじゃんじゃん更新していくと思います！待っててください！！これからもよろしくお願いします！！ (12月28日 23時) (
レス) id: b0d02d06e9 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだぁ - わぁぁ、続きだぁ:(っ'ヮ'c):ﾊﾜﾜ生きる糧みたいなものだから嬉しいぃ！更新ムリしないで頑張って下さいー！ (12月28日 20時) (レス) id: f8f579a222 (このIDを非表示/違反報告)
REO(プロフ) - またコメントありがとうございます！かっちゃん推しですか！このあと…どうなるんでしょう？？笑（（ (11月24日 9時) (レス) id: b0d02d06e9 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだぁ - 爆豪推しだから爆豪オチになることを願いつつある！ (11月24日 0時) (レス) @page16 id: f8f579a222 (このIDを非表示/違反報告)
REO(プロフ) - ずんだぁさん» 遅れてすみません…！テスト期間終わったのでちょくちょく更新できると思います！！更新待っていてくれてありがとうございます！！これからもよろしくお願いします！ (11月21日 7時) (レス) id: b0d02d06e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：REO | 作成日時：2023年10月9日 3時
