【妖精の尻尾】荒野の奇跡【デジモン】 (ページ9)

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７話ページ9

ーー自己紹介が一通り終わったと思ったら、四年生の人が１人足りないらしい。暫くすると、勘に触る悲鳴が聞こえた。

光太郎｢あの声はーーミミさんです!!｣

空｢行きましょう!!｣

行きたく無いなぁ。私、ミミって言う人間って性格的に合わないんだよね。私が魔法使えるって知ったら、絶対悪用しそう。太一さんには悪いけど、今のうちに姿を消してしまった方が良いかも知れない。どうしようかなぁ…。

ヤマト｢ほら、A行くぞ!!太一に置いてきぼりにされるぞ!!｣

タケル｢行こうよ!!Aちゃん｣

ーーはい、逃げられませんでした。会いたく無いんだけどなぁ。私、ああいう性格大嫌いだし。何か虫の羽根音が聞こえるし、嫌な予感しかしないんだよね。うん、ヤバイと思ったらキララに頼んで逃げよう!!

｢ミミ、大丈夫??｣

ミミ｢タネモン…｣

空｢大丈夫??ミミちゃん｣

ミミ｢空さん、皆…｣

ブウゥゥン

A『あの、虫の羽音が聞こえませんか??』

グッシャァ!!

タネモン｢そうよ、私達クワガーモンに追いかけられてるんだった!!｣

太一｢クワガーモンだって!!｣

コアモン｢A逃げるぞ!!(いくらAが強いと言ってもコイツ等を庇いながら戦うのは無理だ!!)｣

太一｢逃げろー!!｣

太一さんの声で逃げるけど、どんどん追い掛けてくるクワガーモン。皆がデジモンを抱えながら走る。でも、クワガーモンは木をバッサバッサしながらどんどん近付いて来る。イライラする。逆に氷漬けにしてやろうか。このくそ虫。と思ったら、太一さんが叫んだ。この先は崖だ!!他の道を探せって叫んだ。コロモンが皆に声を掛けて、コアモン以外が泡で攻撃した。コアモンがビンタを喰らわせていたら、逆に跳ね返されてボロボロの姿に。皆がパートナーのデジモン達に向かって走り、抱きしめた。そうするとコロモンが飛び出した。

コロモン｢僕が行かなくちゃ、太一を護らなくちゃ｣

太一｢どうしても行くのか、コロモン｣

モチモン｢せや、ワイらが行かなあかん｣

A『どうしても行くの…??』

ミミ｢貴女も??タネモン??｣

タネモン｢うん｣

デジモン達が、クワガーモンに向かって行った。持っていた機械が光を出して、デジモン達に降り注ぐ。そうすると、デジモン達が姿を変えた。コロモンがアグモンに。ピョコモンがピヨモンに。ツノモンがガブモンに。モチモンがテントモンに。タネモンがパルモンに。トコモンがパタモンに。コアモンがインプモンに進化した。ーー進化していくんだ…。