【妖精の尻尾】荒野の奇跡【デジモン】 (ページ7)

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５話ページ7

ーーキャンプ場に着いた。太一さん達上級生は準備に取り掛かって、私達下級生はお手伝いかと思ったら、いつの間にか準備手来てて自由時間って先生に言われた。周りを見ると、太一さんが居なかった。仕方ないから荷物持って、山の方でキララと喋っちゃお♪

キララ｢ねぇA、喋っちゃダメかなぁ??｣

A『もう喋っても良いよ!!それにしても、人間多すぎ。私、キレる所だったよ??影でこそこそと、私の悪口言って…!!次言ったら、氷漬けにしてやるんだから!!』

ふと気づくと、雪が降って来た。涼しいと思って居ると雪が吹雪に変わって、目の前が見えない位にまで吹雪いている。一応人間の振りしてるから、避難しないとって思って近くの祠に避難したら、太一さんの知り合いで、確かパソコン好きの人間が居た。暫く大人しくしていると、どんどん人間が祠に集まって来た。…こんなに集まって来るなんて。最後に来たのが、太一さんだった。私は太一さんの側に行って、キララに噛みついてもらった。

太一｢イッテ!!何すんだよ、A!!ってかキララを連れて来たのかよ!!悪かったな…置いてきぼりにして｣

A『だって、友達がひかりちゃんしか居ないから…。ひかりちゃんが居ないと、私１人ぼっちだもん。キララを連れて来なかったら、話す相手が居ないから。太一さんを探しても居なかったから、私とキララで避難してきたの…』

そう答えると、太一さんの隣の女の人が怒りだした。

｢太一!!こんな小さい子を１人にして、どうするのよ!!ちゃんと見ててあげなきゃ!!｣

太一｢そう怒らないでくれ、空!!A、ヤマトの近くに小さい子が居るだろ??友達になって来いって｣

ヤマトさんって、尖り頭の人??の隣に、私くらいの男の子だ。

A『…わかった。ーーねぇ、名前は??私は夜月 A。二年生、宜しくね!!』

｢僕は、高石タケル。同じ二年生だよ。宜しくね、Aちゃん｣

ヤマト｢太一、Aちゃんはお前の妹か??｣

太一｢Aは、ひかり…妹の友達だよ!!ただ、クラスで虐められてるから。ほとんどが、猫のキララと一緒に居ると思う｣

そう、クラスで虐められてるから余り一緒に居たく無い。太一さんに言われて、タケル君とは友達になったけど。茶色い服の人間とは、一緒に居たく無いな。

太一｢おーい!!皆、雪が止んだぞ!!｣

タケル｢わーい、雪だ!!Aちゃん、お兄ちゃん行こ!!｣

そう言い、タケル君に引っ張られた。…走ると転けちゃうよ??私は大丈夫だけど…。