【妖精の尻尾】荒野の奇跡【デジモン】 (ページ4)

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２話ページ4

A視点

ーーあー良く寝た。って今何時、時計何処に置いたけ？…机の上…何だまだ5時びっくりした。

A『まあ、この時間に起きて着替えて、朝ごはん作って待ってれば、朝一で向こうの世界に行けるよね』

えーと、エルザとミラが選んだ服は…嫌なんだけどな…。このピンク色のレースの服。朝ごはんはサンドイッチで良いかなぁ？まあいっかサンドイッチで、後スープで良いでしょ。

キララ｢ふあー、おはようA。朝ごはんは何にしたの？｣

A『おはよう、キララ。今日はサンドイッチとコーンスープだよ。…この服、恥ずかしいし動きずらい。キララ、そろそろ兄さん起こして来て貰っても良いかな？スープが冷めてしまうからね。』

キララ｢了解｣

そう言ってキララが二階の兄さんの部屋に向かい兄さんの耳元で大声で叫んだ見たいね。

キララ｢ラクサス起きろ!!起きないと、ご飯抜きにするよ!!｣

キララ、そんな大声で叫んだら近所迷惑になる。ナツが飛んで来るかも知れないから、止めて欲しいな。

ラクサス｢うるせぇぞ、キララ‼ナツが来たらどうするんだ‼ナツが来たら、キララ…お前が飯抜きに成るぞ‼｣

A『まあまあ、兄さん落ち着いて。ご飯が冷めちゃうから、早く降りて来てね‼』

私が一言かけると、一瞬で着替えた兄さんとキララ慌てて降りて来た。ご飯はまだかって言いたげに、椅子に座って目をキラキラさせて待ってる二人。…笑えるんだけど。

ラクサス｢飯食い終わったら、すぐに此処を立つ。良いな、A｣

A『了解。あっご飯だね。ハイ、サンドイッチとコーンスープ。私も食べよっと‼』

三人同時に食べ初めて、食べ終わったのは兄さんが一番で、キララが二番。最後が私だった。片付けて、準備していた鞄を持ち、帽子を被って鍵閉めて出発‼

A『異界を守りし、光の神よ。我、水竜なり。異界へ続く光の道を、我等に差し示したまえ‼』

私の呪文に合わせるように、光の道が現れた。

キララ｢早く行こうよ‼異界の人間ってどんなのか気になるし‼｣

ラクサス｢面倒だが、Aの学校とかの手続きも有るからな｣

A『私が学校って、簡単過ぎるんじゃない？まあ、おじいちゃんが私の人嫌いもついでに直して来い‼って言ってたしね』

とかグチグチ言いながら、光の道の中に入って異界に向かった。それが、これから大きな問題になろうとは…この時の私は、知るよしもなかった。