【妖精の尻尾】荒野の奇跡【デジモン】 (ページ3)

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１話ページ3

A視点

ーー家でキララと一緒に準備してるんだけど、いきなりエルザが家に来て依頼に行くならこれを着てけとロリータ系の服を持って来た。

A『何これ、私がピンク着ないの知ってるでしょ!!恥ずかしいから無理だよ』

エルザ｢何を言う。この服はミラと私の二人で選んだ服だぞ。普段着ない色の方が、ラクサスも喜ぶ筈だ｣

キララ｢もしもラクサスが喜んだら、向こうでも着てたら？｣

A『兄さんが喜ぶ訳無いよ。絶対笑い転げるだけだよ』

色々話し混んでたら兄さんが帰って来た。今の姿見たら絶対に笑い転げるかからかって来るに違い無い。

ラクサス｢A帰ったぞ…。エルザ、何で此処に居やがる。何の用だ…。…何を隠れてるんだA出て来い｣

A『笑わない??』

ラクサス｢何で笑わないといけないんだ？｣

キララ｢…えい!!｣

キララに背中を押された。ちょ!?兄さんの目の前に、ピンクでロリロリの服を着ている私。兄さんが暫くじろじろ見て、ニヤニヤ笑って私に近付いて来た。

ラクサス｢似合ってるぜ、その服。向こうに行く時、それを着ていけ｣

エルザ｢なんだ、依頼が有るのか。ならば早く寝ないといけないな｣

と言って、エルザは私と兄さんとキララを残しさっさと帰って行った。…早く着替えて寝たい。急いで部屋を出ようとしたら、兄さんに腕を捕まれた。

ラクサス｢今日はそのままの服で、俺と一緒に寝ろ｣

A『着替えて良いなら、一緒に寝る。私、着ぐるみパジャマじゃ無いと寝れないから。てか、これをパジャマ変わりに寝たくない』

キララ｢Aは猫の着ぐるみパジャマじゃないと、寝れないのよ｣

ラクサス｢なら、さっさと着替えて来い。今日は一緒に寝るからな｣

二人｢『はーい｣』

そう言って部屋に着替えに行って、猫の着ぐるみパジャマを着て兄さんの部屋に向かった。今日のパジャマはキララとお揃いの、黄色い猫パジャマにした。可愛いでしょ??

A『ねぇ、兄さん、明日依頼行くけど､家とかって準備して有るのかな？』

ラクサス｢爺が準備して有るとか言ってやがたな｡マンションって言ってやがた｣

キララ｢マンション??わからないけど私大丈夫なのかしら??｣

確かに、動物が駄目な家とか有るって聞いた事が有るし。兄さんが一緒でも、キララが一緒じゃ無いのは嫌だし。おじいちゃんの事だから、向こうで友達作って来いとか言いそうだけど。フェアリーテイル意外の仲間とか要らない。てか人間って余り好きじゃないしね。