【妖精の尻尾】荒野の奇跡【デジモン】 (ページ12)

今日:1 hit、昨日:8 hit、合計:4,217 hit

１０話ページ12

ーー訂正、皆じゃない。約１人以外が、一生懸命してる。…それにしても、丈さん長いな。電話が。他の人はこっちでお昼どうするか話してるのに、私は海水を飲むか、キューブの中の水、もしくは氷を食べるか悩み中。

A『…でも、海水はしょっぱいのよね。塩分高すぎて。ミラ姉に毎回頼むけど、水か氷にしておいた方が無難かな…』

考えながらの独り言。隣に居るキララにしか聞こえてなかったみたい。

キララ｢水にしておきなさい。氷は後で食べれば良いんだから。適度に補給、しておきなさいね??｣

キララの話しに頷き、インプモンを見る。首を傾げながら。

インプモン｢体に悪い事は止めとけ、その高血圧??になられたら困るからな!!｣

わかってないのに心配してくれるなんて。インプモンは優しいね。

太一｢なぁ、A。タケルには優しくしてやってくれよ。同い年なんだからさ、頼む!!｣

頼むって言われても。どうしたものかな…。

ヤマト｢太一、何やってるんだ??｣

太一さんとの会話に入ってくる、ヤマトさん。…ややこしくなる??まっ、良いけど。

A『私の魔法の話しです、ヤマトさん。食料とかを年上の人は自分達でなんとかするから、タケルくんだけでも分けてあげて欲しいって。太一さんに頼まれたんです』

食料と言っても、食べられるかどうかわかんない。好き嫌いもあるし。

太一｢ヤマト、余計なお世話かも知れないけど。俺にもタケルと同い年の妹が居るんだ。勝手な事して、悪い…｣

ヤマト｢太一、ありがとう。A、俺からも頼む。タケルの分だけでも、分けてくれないか??｣

二人にお願いされると、断るに断れないな…。

A『分かりました。タケルくんだけですよ??あっそうそう、太一さん。四年生の立川さんのわがままで、魔法で何とかしてとか言ったら注意して下さいね。私の嫌いなタイプ知ってますよね??』

ヤマト｢太一、Aの嫌いなタイプって??｣

ヤマトさんに聞かれ、少し青ざめた太一さんが答える。

太一｢わがままで、自己中で、自分の思い通りに成らないと怒るタイプだよ。そして、此処だけの話し、Aをキレさすなよ!!氷付けにされるから｣

ヤマト｢本当か??｣

ヤマトさんに尋ねられ、こくんと頷く。本当の事だしね。

太一｢俺は二回くらった｣

ヤマト｢太一、一回で学習しろよ｣

学習しないのが、太一さんの良い所でしょ??其処が太一さんの憎めない所なのよね。ナツみたいで。全然違うけど。