妖精の尻尾と孤独の竜

No,015 ページ16

sideメイヴ



グレイ｢待てっ！お前、レイカか？｣


レイカ。その名は、私の本当の名前。

だけど今、私がその名を名乗る資格はないのだ。


メイヴ｢残念だけど、人違いかな。｣





そう。今バレたら今までの事が全て水の泡。

それをわかっているからこそ、今はこの場所を離れることが先決だと。

バレてはいけない。

だって私は、あなたたちの裏切り者でしょう？




メイヴ｢それじゃ、さよな…｣

一夜｢メェーン｣

ゴチィン





は？何？





グレイ｢どうしたオッサン‼｣


一夜｢トイレの香りをと思ったら何かにぶつかった〜｣


ウェンディ｢何か地面に文字が…｣



ジュラ｢こ…これは…｣




メイヴ｢術式…か。｣



グレイ｢いつの間に!?｣


ルーシィ｢閉じ込められた!?｣


ナツ｢誰だコラァ!!!｣





ナツが叫んだ直後、何者かが集団となって術式の外に現れた。


その正体は…





？｢手荒な事をするつもりはありません
　しばらくの間そこを動かないでいただきたいのです｣


ハッピー｢‼｣


ラハール｢私は新生評議員第四強行検束部隊隊長ラハールと申します｣



グレイ｢新生評議員‼?｣


ルーシィ｢もう発足してたの!?｣


ラハール｢我々は法と正義を守るために生まれ変わったいかなる悪も決して許さない。｣

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