第1話【silk side】 ページ1
シルク「あーあ…」
今日はメンバー全員で土手に集合の予定だったのに、外はザーザー降りの雨。
こんな珍しい日に限ってこういう事になるのは何?いじめ?メンバーに雨男なんて…あ、ンダホか。あいつ意外と雨男なんだよな。
でも全員集合は久し振りだし、雨の中のちょっとした散歩動画でもいいかな。たまには。
まぁ、男八人集団で傘さしてってなるとそれで画面埋まるけど。
準備をして丁度玄関で靴を履いてたらマサイが来た。
とりあえずパーカーは着てきたけど、ちょっとまだ寒い。
マサイ「皆集まってきてるって」
シルク「あ、マジ?」
マサイ「雨も天気予報見る限り昼までらしいし、飯食った後動画撮ろうよ」
シルク「いいねー、何すっか」
マサイと話しながら土手へ向かうと、既にほぼ揃っていた。
でもまだ来ていないのがただ一人。
シルク「ん?Aは?」
モトキ「まだだよ」
シルク「珍しいな、あいつが最後って」
最近息抜きにバイト始めたらしいからな、昨日もそれで撮影来なかったし。ていうか最近そうか。
編集とかしながらバイトして明らかにダーマやザカオ並に忙しくなってる。
ンダホ「えぇ!?ちゅん来れないの!?えー、そっか、残念」
シルク「ん?Aから電話?」
ンダホ「うん、シルクに電話したけど出なかったって」
シルク「え?したの?」
確認すると何件か着信が入ってた。
申し訳ない気持ちになりつつも、先程の電話の会話を思い出す。
確か来れないって叫んでたな、さっき。
ンダホ「急用入っちゃったんだって」
シルク「マジかよ」
ンダホ「滅茶苦茶謝ってたよ」
シルク「しゃーないわな。飯行くか」
夜に連絡して残ったメンバーでAの家に行くか。全員は揃えなくとも、久し振りに一本ぐらいはどうしてもA込みで動画撮りたい。
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作者名:憐 | 作成日時:2018年8月18日 1時