第39話 ページ4
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「大基、早く早く!」
部活が休みの日。何とか大基を誘い出すことに成功し、直也とひかりちゃんの待つ複合エンターテイメント施設へ。遠目で2人を見つけた大基が私の袖を引っ張る。
淺間「ちか、直也がいるのはわかるけど、何でひかりちゃんがいるんだよ?」
「細かい説明はあとあと!ごめーん、お待たせ!!」
直也「ううん、全然待ってないよ。」
ひかり「淺間先輩、ちか先輩こんにちは。」
「ひかりちゃん私服可愛いー!ね、大基?」
淺間「え?あぁ…。」
ひかり「えへへ、今日はちょっと気合い入れちゃいました!」
直也「じゃあ入ろっか?」
「最初どこ行く?」
直也「ボウリングでもする?俺とちか、大基とひかりちゃんで対決しようよ。いいかな?」
ひかり「はいっ!淺間先輩頑張りましょうね。」
淺間「おう!余裕勝ちしようぜ。」
シューズとボールを選んでレーンへ向かう。ひかりちゃん→私→大基→直也の順で投げることに。
ひかり「やったぁスペア!」
「ひかりちゃん上手!」
ひかり「私スポーツは自信あるんですよ!」
淺間「これは勝負見えたな(笑)ちかの力なんか知れてるし。」
直也「ちか頑張れ!」
「うんっ!」
着々とゲームは進み、終わってみると大基とひかりちゃんペアの圧勝だった。
「直也ごめんね、足引っ張っちゃって…。」
直也「いいとこもいっぱいあったじゃん。2人が上手すぎたんだよ。」
淺間「ひかりちゃんマジ上手かったな。」
ひかり「久しぶりだったけど、すごい楽しかったです!」
それから館内のいろんな所で遊んで、あっという間に夕方。
「ここからは2対2に別れない?」
ひかり「えっ?」
「大基、ちゃんとひかりちゃん送ってあげてね?直也行こ?」
淺間「おい、待てよ…。」
直也の手を引いて、強引に大基とひかりちゃんを二人きりにした。また謎の胸の痛みに襲われたけど、これでいいんだよね?
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作者名:fs15nao | 作成日時:2019年3月28日 15時