第38話 ページ3
Side:You
ある日の部活後。
直也「ちか終わった?帰ろ?」
「ごめん直也、これからひかりちゃんと部活の備品頼みに行くの。先帰っていいよ?」
直也「それ時間かかる?荷物とかもあるだろうし、付き合うよ?」
「んーじゃあ一緒に行こう。ひかりちゃんいい?」
ひかり「私は全然構いません!」
それから制服に着替えて、3人でスポーツ用品店へ行く。備品は学校に届けてもらうので、そのまま帰路についた。
ひかり「何か私お邪魔ですね…。」
直也「そんなことないよ。何ならマネージャーの仕事に無理矢理着いてきたの俺だし。」
ひかり「石川先輩とちか先輩っていつも仲良いですよね。ホントにお似合いで、憧れちゃいます!」
「やだひかりちゃん!///」
直也「後輩に憧れられるって嬉しいね。」
「ひかりちゃん可愛いし、いいコだからすぐ彼氏出来るよ!今好きな人いないの?」
ひかり「あ、その…///」
直也「いるんだ!」
「誰?私たちの知ってる人?」
ひかり「笑いませんか?」
直也「笑わないよ!で、誰?」
ひかり「淺間先輩、です…///」
「え…?」
ひかり「ひたむきに部活に打ち込む姿とか、いいプレーしたときのガッツポーズとか、カッコいいなって…。」
ひかりちゃん、大基が好きなんだ…それを聞いた瞬間、何故か胸がズキッとした。
直也「ちか、どうかした?」
「う、ううん。何でもない!何だ、ひかりちゃん言ってよー。協力しちゃう!!ね、直也?」
直也「協力って何するの?」
「最初はWデートとかいいんじゃない?大基誘うのなんてちょろいから(笑)」
ひかり「えっ、でも…。」
「私に任せて!計画練っておくから。」
あまりに可愛い反応をするひかりちゃんに流されてとんでもない提案しちゃったけど…上手くいくかなぁ?
37人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:fs15nao | 作成日時:2019年3月28日 15時