検索窓
今日:7 hit、昨日:6 hit、合計:8,484 hit

第52話 ページ17

Side:You


淺間「ちか何やってんだよ、早く行くぞ!」


「ちょっと待ってよ大基!」



戻ってきた朝。いつもの風景。変わったのは私たちの間柄。



「ねぇ付き合うようになったんだからさ、手繋いでくれるとかないわけ?」


淺間「やだよ!めんどくさい。」


「何それ!あぁ何で私こんなヤツ好きになったんだろ…。」



あまりに大基が冷たくてすねてると、ぶっきらぼうに左手が差し出される。



淺間「ほらよ。」


「優しくないー(笑)」


淺間「しょうがねーだろ、こういう性格なんだから。文句あるなら繋がないぞ?」


「やだやだ、繋ぐ!」



大基の手を取ると、何故か目を反らす大基。



「何でそっち向くのよ。」


淺間「いいだろ、何だって。」



不思議に思って大基の顔を覗き込むと、真っ赤な顔をしている。



「大基顔真っ赤(笑)」


淺間「赤くねーし!」


「赤いから!手繋ぐだけで照れるとかどんだけピュアなのよ(笑)」


淺間「うるせー…///」



大基にこんな可愛い一面があったなんて。好き度が上がったかも。



学校に着くと玄関に直也がいる。繋がれた私たちの手を見て、ニコッと笑った。



直也「おはよちか、ちゃんと言えたんだね。」


「…うん///」


直也「よかったな大基。」


淺間「何が。」


直也「こうなりたかったくせに(笑)」


「大基ね、手繋いだだけで顔真っ赤にしてたんだよ(笑)」


淺間「おまっ、それ言うなって!」


直也「大基そんなキャラだったんだ(笑)その状態じゃこの先はちかがリードしなきゃダメかもね?」


「直也もそう思う?」


淺間「バカか!ちかぐらい余裕でリード出来るわ。」


「えーホントかなー?(笑)」


直也「出来ないに一票(笑)」


淺間「お前らマジ殴るぞ!」



ふざけ合いながら教室まで向かう。私たちをここまで導いてくれた直也には本当に感謝しかない。

エピローグ→←第51話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
37人がお気に入り
設定タグ:ファイターズ , プロ野球 , 石川直也・淺間大基   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:fs15nao | 作成日時:2019年3月28日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。